時間の流れは本当に速いものですね。2008年も最後の月となりました。
街の中はクリスマスの飾り付けがされているようで、ご近所でもイルミネーションが見られるようになりました。
枚方市では、歩行喫煙の禁止条例が9月議会で制定され、10月1日から枚方市内の歩行喫煙ができません。それに加えて、12月1日からは、枚方市駅、樟葉駅周辺での路上喫煙も禁止となっています。マナーの問題でもありますが、受動喫煙を防ぐということでは、東京周辺では、早くからそのようなことがおこなわれていたのですが、枚方市も追随したことになります。
健康増進法でしたか、国が個人の健康にとやかく干渉するのは好きではありませんが、時代の流れですね。


11月まだ報告できていない研修がありましたので、報告させていただきます。


11月13日08教育改革フォーラム「大阪の教育は崩壊しているのか」ということで、「競争と成果主義イギリスの失敗から学ぶ」と題して、福田誠治さん(都留文科大)の講演がありました。
サッチャー時代から始まったイギリスの教育改革を丁寧に説明していただき、それを参考にしている日本の教育改革がいかに子どもたちから学習意欲を奪っているか、を話されました。
全国学力テストの平均点の結果公表が問題になっていますが、学力が世界で一番といわれているフィンランドの教育も紹介されました。
印象に残った言葉を・・・
テストの競争は低学力を招く、なぜなら競争するということは100点取ることが目的になるので、100点以上のことを学ぼうとしないし、無限に学ぼうとしなくなる。
テストを行なうと、テストに出そうなところしか勉強しない、テストに出ないところは関心がなくなる。
知識とは、詰め込むものではなく、知りたい時にそれを探求する力があればいい。
テストがあると、自分ができないダメージでやる気を失ってします。テストがないと、自分ができるとかできないとか関係なくなる。学力とは、自分で解決できる力、自分で学ぼうとする力をつけることではないか。
フィンランドでは、答えは一つではなく、違ってあたりまえ。テストがないので、好きになったり関心を持ったりすると、どんどん覚えてしまう。好きにさせるのが教員の力となっている。
どれも、納得する言葉で、厚生常任委員会の先進都市研修の帰りでしたが、そのまま会場に行った甲斐がありました。
全国学力テストで、昨年よりどうだったか、というのが重要視されていますが、受ける生徒と児童は前年とは別人、もちろん問題も異なるのに、なぜ前年より上がったとか下がったとかが言えるのだろうか、ということでした。そうですよねえ


11月20日第48回大阪府市議会議員研修会
「地方自治体の自立の条件」~第二期分権改革に向けて~という題で、浅野史郎さん(慶応義塾大学総合政策学部教授)が講演されました。
レジュメもしっかり用意され、親父ギャクを飛ばしながら、お話をされました。宮城県知事の時には、統合教育をすすめられ、障害ある子どもたちが地域の学校でともに学び、そして地域でともに生きることをすすめられてきた訳で、そしてなおかつ、あの石原都知事に対立候補として都知事選に勝手連から出られたことについても私としては、好印象の方です。
全国学テのことも、外国籍の子どもたちが多い学校の問題なども話され、例年よりも充実した時間でした。


11月22日多民族共生教育2008フォーラム大阪
一部にしか参加できていませんが、教育権の問題を再認識するに至りました。特に、保健室や養護教諭の問題が、一条校でないことで、確保できない問題を具体的に報告されました。子どもの健康は、児童福祉法の理念にも関係してきます。1
子どもの立場に立って、どの国の子どもでも教育権の保障を訴えていくことが本当に重要です。全国からの参加者の発言にも厳しさを知ることができました。これからも支援できることは行なっていきたいと考えています。


11月24日秋のわが町探訪ウォーキング「枚方・交野の戦跡めぐり」
塚崎先生の案内で、枚方コースに加え、交野私市コースまで行きました。枚方コースは御殿山駅で集合、歩いて、禁野火薬庫と大阪造兵廠第五枚方製造所ー朝鮮人飯場跡・土塁跡・碑文を見て回りました。1939年3月1日禁野火薬庫の大爆発が起こったのですが、朝鮮人飯場は全焼したとのことです。枚方市では、3月1日を平和の日と制定しています。禁野火薬庫で亡くなった人は94人といわれていますが、その他に4人死者がいてそのうちの一人は飯場にいた朝鮮人少女だとのことです。そして百済寺跡で、枚方と朝鮮との関係を聴き、中宮病院での話を聴き、組合のフレッシャーズセミナーの復習ができました。
お昼からは、雨が強く降る中、第五枚方製造所を地下工場へ疎開させようと交野市私市の山の中で工事が開始されますが、戦争はが終わり、その途中のままが残されていました。
後、京阪交野線建設時、朝鮮人労働者死亡事故現場にも行く予定でしたが、私たちは、ふぇみんの例会も予定していたので、グループと分かれました。話だけは聴いていた所を見ることができたことは、事実として受けとめることができ、よかったです。私市の豪の中です。


11月21日は加川良さんのバースディー 
神戸でバースディーライブもあり、なんだかとっても充実した11月を送ったような気がします。12月はあっという間に過ぎ去るのでしょう。2008年激動の一年でしたが、衆議院解散総選挙は年内にはもうないようで・・・もっと住みやすい社会に向け、動き続けていかなきゃね