映画「蟻の兵隊」をご存知ですか?
 終戦当時、中国の山西省にいた陸軍第1軍の将兵59000人のうち約2600人が、ポツダム宣言に違反して武装解除を受けることなく中国国民党系の軍閥に合流。戦後なお4年間共産党軍とたたかい約550人が戦死、700人以上が捕虜となった。
当時戦犯だった軍司令官の命令で残留したのに、国は「勝手に戦争を続けた」として、元残留兵らが求める戦後補償を拒み続けてきた。という日本軍山西省残留問題を扱った映画です。80歳の自ら戦争の被害者であり、加害者でもある奥村さんの真相を解明しようと孤軍奮闘する姿を追ったドキュメンタリーです。
 この夏、戦後61年目を迎えたわけですが、戦後は終わっていない現実を私たちはどのように解決していくのか、が問われています。
 とにかく自分のできることを確実にすすめていきたいと思っています。