9月16日(土) 民主党「教育再生」シンポジウムが行われました。
パネリストは、梶田叡一さん(兵庫教育大学学長)・松本剛明さん(民主党政調会長)・森 実さん(大阪教育大学教授)  コーディネーターは、藤村修さん(参議院・文部科学委員会理事) でした。
教育の問題点を考えながら、これからどうしていけばよいのか・・・などを、おひとりずつ語られました。
それぞれスタンスが違うのですが、興味深く聴くことができました。
国の教育にかける予算の問題、ゆとり教育(学力問題)、教育基本法のことなどが中心でした。
教育予算に関しては、国の一般予算の中の10%しかなく、いわゆる先進国の中でも非常に低い位置です。教育が大事、といいながら教育にお金をかけないのが、自民党政権だということです。
また、ゆとり教育では、誰の為のゆとりなのか、現場にはゆとりは生まれてきていない、ことも述べられていました。
後半は、会場からの質問に答える形での発言になりました。
質問内容に「小学校における英語教育」がありましたが、このことについては、3人共通して否定的なコメントでした。
森実さんのお話の中には、印象に残るものがいくつかありました。
・PISAに基づいての学力低下といいながら、一位となっているフィンランドの教育をお手本にするのではなく、破綻している国を真似ているのは・・・?!
・グローバリーゼーションといわれている中で、日本はどんな針路をとろうとしているのか、教育基本法「改正」案の愛国心問題、法律が心について論じることはあってはならない
・教育における2007年問題・・・40人を相手にしている教育現場で経験豊かな人たちがつくってきたものを、若い人が受け継ぎ、新しいことを開発していくシステムが必要      などです。

教育については、いろいろな場で、いろいろな立場の方が語られます。
新しい安部政権の一番は、教育基本法「改正」だそうです。
未来を築いていくためには不可欠な教育、一人ひとりがしっかり考えていかなければならないですね。