●子どもが自分から片づけをした理由
足を骨折し、松葉杖生活になりました、ムスメが。
松葉杖初日に向けて、家から学校までのルートを二人で総復習。
歩行距離を極力抑え、身体への負担を最小限にするためには?
最寄り駅までは遠いから、日頃は使っていないバスに乗ろうか。
いやいや、そもそもバスの乗り口って、ノンステップといいつつ、杖で上がるにはちょっと高い。果たして乗れるのか?
最寄り駅前に着いて、そこから改札まで行くためにエレベーター乗らなきゃ。そこまでのルートや、改札入ってホームに降りるまで、さらに乗換駅でのエレベーターの場所などなど。
だいぶ大回りになるし、杖で歩くのもしんどそうだから、時間にはかなり余裕持っておこう、など話し、普段よりも1時間早く家を出ました。
だから、起床時間も早い(..;)
ルートシミュレーション自体はできていたのだけど、よもやよもやだ。
思いがけないところで盲点が!
めっちゃくちゃ、腕の力弱いんで、ムスメ。
自分の身体を支えられない(;゚ロ゚)
ちょっと移動するだけで、ゼイゼイして、なかなか進まない(^^ゞ
エレベーターしか使えなくなって気づいたのが、エレベーターって設置はされてても、実はかなり不便なところにあるんだな、ってこと。
たとえば駅の改札を通り、エスカレーターや階段はすぐにあるのに、エレベーターは端っこまで行かなきゃならない。
着いた先でもエレベーターに乗るために、かなりの距離を杖で歩かなくてはならず、こりゃあ、想定以上に大変だぁ。
初日だけ付き添えばいいかな、なんて軽く考えてたけど、ムスメの疲弊した姿を見てると、もう少し身体が慣れるまで、荷物持ちしないとだめそう。
超優秀ドライバーのわたし(苦笑)は、車で送ってあげる、なんてこともできず(..;)
公共交通機関にお世話になりまくるしかない(苦笑)
はぁ、、、
ゴールド免許が泣いてる(>_<)
いままでは各駅にエレベーターが設置されてて、わが子がベビーカーに乗っていた頃よりもずうっと便利になったなぁ、と思っていました。
あの頃はベビーカーをかついで階段を上がり下がりすることも多々あったし。
でも、今回、けがしてみて、エレベーターのありがたみを享受している反面、利用者の利便性はまだまだ発展途上だなぁと、ムスメと話してました。
それでも、よたよたしながら混雑した駅の中を歩いているときとか電車内とかで、席を譲っていただいたり、さりげなくムスメに配慮してくださる方々を目にし、胸がじ~んとしちゃいました。
日頃、当たり前に思っていたことも、当事者の視点で見ると当たり前じゃない、ってこと、思ってた以上にありそうです。
というのも、普段は鞄の整理とかしなくて、めちゃくちゃ思い鞄を持って登校していたムスメ。
でも、今回、荷物が重すぎることに気付き(笑)
自分から鞄の中身を整理していました。
必要だと思ったら、自らやる子
やればできる子
(やらなきゃできない)
そして、日曜日はお友達が家に遊びに来ました。
部屋をきれいにしなきゃということに気付き(笑)
自分から部屋の片づけをしました。
必要だと思ったら、自らやる子
やればできる子
(やらなきゃできない)
年齢が上がれば上がるほど、自分が片づけなきゃならない状況になってようやく、動くのよねぇ。
裏を返せば、「片づけなさい」と言ってもやらない。
自分の中でそのことに必要性を感じたとき、初めて行動に移せるんだなぁ。
片付け方も知っているから、それなりにやれる。
片づけに限らず、ほかのことも、強制してもなにもいいことはナイのだな(..;)
鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギスな気持ちで(笑)
って、鳴かなかったらホトトギスならぬトホホだ(^^ゞ
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東京・港区
親・子の片づけマスターインストラクター
整理収納アドバイザー
野村高子(のむらたかこ)
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