ドデカネットと猿払大作戦 | 試みの水平線 【道北旭川発 最近わイトウ釣り日記】



あれわ久々のメーターオーバーが釣れた後。3月も終わりが見えてきた頃のこと。




急激に増水し始めた川でわイトウや春産卵組のニジマス達が上流部へ向けて徐々に動き始め、いつもの各ポイントから大型魚の反応が薄くなってまいります。種沢荒らしの知人達から「 ○○沢でデカニジ釣れるよ~♪ のむ子さんもおいで~! 」といった声がチラホラ聞こえ始めておりました。






まあ、この界隈のニジマスやイトウの種沢も産卵場所もボチボチ知っておりますが、そちらにわ向かいませんぞう。いや別にスポーニングの邪魔をしてわいけない等といった釣り人のモラル的な話だけでわなくてですね。



スポーニングに積極的に参加できる精力旺盛な現役世代。ニジマスなら50~70センチ台の若造よりデカくなった巨大なジジイババアの中にわ『 もう産卵なんか面倒くさくてやってられへん。チンコ勃たへん 』みたいな個体が一定数存在すると仮定してみたと。ちなみにソースわワシ(真顔)



内陸の旭川あたりのニジマスわサケマス属のお家芸である降海→スモルト→早熟で大型化→小っこい卵をいっぱい産む→けっこうな数がくたばるっちゅう技を使わんのですが、春の種沢でわよくでっかいニジマスの亡骸が転がっておりますな。



これわ種沢荒らしの釣り人が雑なリリースしただけでわなく、産卵行動によって激しく消耗して死んでもた魚も混ざっておるのであり、全てのニジマスが産卵後も余裕で生き延びる訳でわないと。



一発産んだら全滅するサケを見れば分かる通り、スポーニングっちゅうもんわお魚を死ぬほど消耗させるものであり、逆に遺伝子異常で卵巣が発達できひん身体にされてもたニジマス(いわゆる3倍体という奴ら)が瞬く間に巨大化するのわ卵に栄養を持っていかれんからであるのわご承知の通り。



ほんなら生まれつき卵が産めへん体なのか後天的な要因で産まんようになったのかわ知りませんし、ワシ的にそこらへんわどうでもいいんですが、産卵行動に参加しとらん個体を狙っていけば超デカブツに遭遇する確率わ上がるのでわないかと。



そんなもんおるんか?っちゅう話ですが、これがたま~におる訳ですよ。近場の種沢に行ってすぐに戻ってくるニジマス共わパッと見でわ判別できひんのですがね。


ここらのイトウさん達の中にわけっこうな上流まで日数かけてグイグイ移動していく個体群がおる訳でして、スポーニングでみんな出払った後にとんでもないデカブツが居残っておったりする訳ですよ。明らかに産卵行動に参加しとらん超デカブツが。





前置きが長くなりましたが、そんな訳で初春のプレスポーニング時期わワザと種沢から遠く遠く離れた下流をつついておった訳ですがね。来ちゃったんですよ。すげえのが。ものすげえイトウが。もう凄すぎてハゲるかと思ったのを通り越して生えるかと思いましたからね。



もう完全に油断しとった訳ですよ。こないだもメーターちょうどぐらいのを普段に釣ったし、ワシ史上最大の110センチもあのぐらいのファイトだったし、そんな装備で大丈夫か?大丈夫だ。問題ないって具合で。



ええダメでしたね。ロッドリールわ上手いこと立ち回って、時間かけてやれば何とかならんけど何とかしたんですがタモ入れがねえ、、、



イトウ釣りの時わ万が一に備えてアキアジ用のタモをゴム網に替えたやつを持ってくんですけど、あんなもんいつまでも持って歩けないじゃないですか。結局邪魔くさくなって途中で置いてきて、帰り道に回収みたいな。そっから先わいつもの木枠のランディングネットで頑張ってみるべさと。



ええ無理でしたね。あんな内径70センチ無くて柄も30センチ無いようないような普通のランディングネットじゃ、近くまで寄せても届かない入らない。しかし頼みのアキアジネットわ遥か後方ですよ。



四十肩の腕を目一杯のばして何度かトライしましたけど、もうどうもなりませんでしたなあ。あんなもん超デカくて柄の長いタモか、大間のマグロみたいに電気ショッカーでもないと無理だと思います。助けて山本さん (真顔)




ちなみに目測でどのぐらいだったかわ言わない。だってウソくさすぎるもの (白目)






ほんなことがありまして、すっかりヤル気を失くしておりました4月であり、普通にイトウもデカニジもデカアメも釣れましたのに盛り上がらぬこと林の如しだった訳ですが、先日ついに届いた訳ですよ。





プロックスのどでかネットが!背負って持ち歩けるよう柄が収納可能であり、これでイザって時に「 長いタモが無い! 」と涙目になることもなし。


ネットの深さ70センチ、幅80センチ、全長165センチ!これなら150オーバーのイトウも余裕で入るのであり、横に写っとるチライスペシャルと比較すればそのドデカさが分かる、、、、なに分からんですと?





でわ橋本奈々未と並べてみたがどうか?なに芸能人わ顔が小さすぎてイマイチ分からんですと、、、確かに(笑)



 

 アマゾンにモデルのおっさん(笑)との比較画像が添付されてたから見て笑うがいい。一番右のやつである。



ちなみに釣具センター神楽岡店で頼んだら、店長おもしろがって一番デカいのも入荷しとりましたわな。あんなクソ馬鹿デカいネット誰が買うっちゅうねんアホか(笑)





てな訳で超巨大イトウとの決戦の準備わ整った訳ですが、もうあそこら辺にわ産卵明けのイトウさん達がボチボチ戻ってきて体力回復であり、ルアー突っ込んでも超デカブツが反応する前にお腹をすかせた普通のイトウ達が襲いかかってきますからなあ(汗)




ほんな確率の低いことわやってられんのであり、ご近所メガイトウわまた来年なのですがね。せっかくドデカネット買うたのに活躍させんのもアレなので、GW初日わ普通にメガイトウがいっぱいおる方に行ってきましたよ。チョイと北の村のほうに。







【  5月1日(土) 】
暴風雨のち晴れ



ほんなんで寝ないで走って真夜中に村に到着するも暴風雨。とんでもない暴風雨であり、とりあえずフテ寝。起きたらお昼過ぎであり、タラタラ準備して14時すぎからキャスト開始。


先発わいつもの中折れ。ももいろの中折れルアー。ちなみにこれわももいろ弐号機であり、初号機わ例のデカブツに噛まれて穴開いてもうまっすぐ泳ぎまへんとかそんな話わいいんですが、果たして猿払村のイトウに中折れわ効くのか否か?



とりあえずショートジャーク&フォールでボトムをちょこちょこちょこちょこと。もう興味を示しとるっちゅう前提でボトムにいっぺん置いてから、おもむろにロングジャーク。ふらふらとフォール中にバイト!



ドデカネット初の獲物わ60ちょぼちょぼの村イトウ君。もっとデカくても大丈夫だから遠慮せずドゴンと来たまへよ。はい次いってみよう次!







どうした次!はやく次!







とかやっとる間に温泉の受付の時間が迫ってきたと勘違いして17時でゲームセット。初日わ1イトウ・1ばらし・キスバイト5つぐらいでしたとさ。







【 5月2日(日) 】

小雨ときどきチラッと小雪




猿払遠征2日目わ前日とうって変わってクソ寒くてですね。朝まずめで気力を使い果たしてもたのでサッサと撤収しました(汗)






てなことで今年の猿払大作戦も小イトウ1匹でゲームオーバーであり、記事前半の長々とした前フリわいったい何だったのか(汗)



まあまあ、なんかデカいの獲りそこねたから馬鹿デカいネットを買ったけど、よう考えたらあんなもん二度と釣れる訳が無いのであり、またつまらぬ物を買ってしまった、、、(キメ顔)




みたいな話でした。ハイ。







【 今日のヒットルアー 】

 

 いつもの中折れルアー。


そういへば去年の秋もこれの色違いで猿払イトウ釣れてましたな(笑)








のむ子のmy Pick