強烈な個性の唐十郎であるが、ワタクシが唐十郎で思い出すのが、10年以上前にどこかのCSで見た「恐怖劇場アンバランス」
円谷プロが1969年に製作。
フジテレビで放送される予定が一旦お蔵入りし、4年後深夜に放送されたという怪奇ドラマシリーズで、ストーリーテラーは青島幸男。
その第4話「仮面の墓場」の主演が、唐十郎。
確認したら脚本・市川森一、監督・山際永三だから当時同じ円谷プロでウルトラマンシリーズを手掛けた人たちなのだが、その内容が不条理で凄まじい。
唐十郎は小劇場の座長役だから当て書きみたいなもので、しかも共演が緑魔子、橋爪功、三谷昇他だから内容は推して知るべし。
橋爪功が今より痩せており、長髪で不気味。
確か海辺で少年が義眼を拾うイメージシーンから始まったと記憶するが、舞台稽古中に劇団員が墜落死しながらも公演を強行し内紛が起こり殺し合うという_そんな流れであったと思うが、ドラマ後半に唐十郎の肉体を駆使したひとり芝居があり、強烈でありました。
一種幻想的であるが内容は陰惨かつ不条理。
緑魔子も橋爪功も狂人で、正直よくこの内容でゴールデンタイムに放送しようと思ったな、と。
当時の円谷プロは映像の前衛集団ですな。
ドラマの細部は忘れてしまったが、とはいえ改めて見るのは怖い。
唐十郎、80歳を過ぎても命賭けで脱帽_