週末に大人の世界が花開いた | 想い出づくり。

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生田衣梨奈推し/ドラマ・歌謡曲/落語・演芸

子供の「しつけ」が今話題ですが、近頃の子供ときたら夜遅くになっても街をウロウロ。

ワタクシが小学生の頃は夜10時が就寝時間。
先日触れたプロポーズ大作戦だって番組の最後までほとんど見たことが無い。
夜ヒットもしかり。
たまに親の目を盗みコッソリ見てたわけでして。

その昔、日テレで「ウイークエンダー」という人気番組がありまして。
「新聞によりますとー」でおなじみ早口のナレーションで事件を紹介、レポーターが写真フリップを手に報告するというもの。
泉ピン子の出世作として知られるけど、ワタクシ的には桂朝丸(現・ざこば)のインパクトが強く思い出深い。
下世話な事件を「このアホンダラ」とか何とか早口でまくしたてる朝丸。

ウイークエンダーは土曜夜10時の生放送だけに、こちらも冒頭だけコッソリ。
番組中盤、有名な再現フィルムはあまり見たこと無い。残念ながら。
内容はゲスの極みだが、その代わり音楽や美術デザインがカッコ良かった。
このあたりは細野邦彦というプロデューサーのセンスのようです。

そんな細野プロデューサーはコント55号野球拳やTVジョッキー奇人変人などを手掛けた敏腕不良業界人として有名のようで。
ワタクシこの方を随分昔テレビで見た事があるけど、痩せて相当アクの強そうな人物。
VTRでエピソードを語っていたけど、スタジオの松本人志が「酔っ払いやん」と評していたっけ。
現在はMXテレビ顧問らしい。

昔の映像や音声の一部を各種映像サイトで見たけど、出演者、スタッフ紹介のオープニング、テーマ曲「ラプソディ・イン・ホワイト」とコラージュ風のデザイン映像がいかにも大人の雰囲気で格好いい。
本編はレポーターが間断無く喋り切り司会者の簡単なコメントから即座に次の話題へと、喋りのスピード感が圧倒的。
下品ですが懐かしい番組です。

そんな中、番組の良心として存在していたとおぼしき司会の漫画家、加藤芳郎。
NHK連想ゲームと比べ、そんなに仕事はしてなかった印象。
しかし昔の映像を見たら、野球の話題で昨年は巨人が1強でシラケ気味だったと語り、この日の結果に触れ「(ジャイアンツ)負けましたね!」と満面の笑みを見せる加藤芳郎。
日テレの番組なのに。
こういう人が、実は一番強い…。