今回は「ロックンロール・ウィドウ」について。
1980年4月17日から10週連続ランクイン。
最高位は堂々1位(2回・2週連続)
強豪もんた＆ブラザーズの「ダンシング・オールナイト」を破っての1位です。
(ただし翌週もんたが1位に返り咲き)
しかし…スタジオには１回も出演していません。
最後の主演映画「古都」の撮影があまりにも忙しかったからなのです。
どうも市川崑監督が怒りまくってたようでして…大変ですね。
ランクイン10週のうち６週は欠席でした。
出演した４回のうち１回は中継ですがトークのみ。
さすがにこの顔では唄えません(笑)
ハードスケジュールにも関わらず、結婚を前にして、どことなく晴れやかな百恵ちゃんです。
そして歌披露３回分も全て中継先からでした。
「古都」撮影スタジオから２回。
そしてLPのレコーディングスタジオから１回。
撮影所でのパフォーマンスは…どうも不似合いだな(笑)
夜ヒットでの演出がカッコ良かっただけに惜しいことです。
スタジオでの派手な演出を是非見てみたかったですけど、仕方ないですね。
百恵ちゃんは歌手であると同時に映画女優でもあるのです。
そこが他の歌手との大きな違いであり、山口百恵の存在価値を高めていたのでしょうね。
百恵ちゃんの引退まで、残り２ヶ月。
そんな中で、ランキングにも時代の変化が映し出されています。
1980年7月10日、ロックンロール・ウィドウが初の１位を獲得したその日…
第８位、哀愁でいと。
そして1980年8月14日、ロックンロール・ウィドウが最後にランクインしたその日…
第８位、青い珊瑚礁。
百恵ちゃんの引退とともに、歌謡界は大きな変化を遂げようとしているのでありました…。
次回はついに「さよならの向う側」