今夜は昨日の会で知り合った
深センを中心に飲食店を4店舗経営している
中国人社長と食事をしてきた。

もともとの目的は情報交換だったが
相手の社長が日本語ペラペラなことや
僕が留学していた先の出身であることなどから
話が盛り上がり、単なる表面的な情報交換に
留まらず何か一緒にビジネスができないか
ということまで話が及んだ。

中国の社長と話していると
こういう一気に距離感が縮まることと
いうのは珍しくない。

日本人でも、こういうことは実際あるが
中国人と比べると最初のうちは
互いに距離感を保ちながら
探りつつ、理解しつつという
時間が長いと思う。

中国人社長ももちろん探りつつなのだが
その探りかたが日本人同士がジャブなら
中国人はアッパーやストレートを織り交ぜてくる感じだ。

だからいきなり聞きにくい質問も聞いてくる。
・会社の利益いくらなの?
・あなたは、いくらだったら投資できる?

日本人で初対面30分くらいで
こんなストレートな表現で
聞かれたことない(笑)

もちろん、こちらもそんな情報を
いきなり教えるわけにはいかないが
同時に無下に断ることもできない。

なので話をまわしながら核心はぼかしたり
質問し返したりなどして、このストレートを
紙一重でかわしていく。

あまり大きくよけたり、思いっきりガードすると
「こいつとは打ち合えない」と思われて
逆にコミュニケーションが淡白になって
こっちの得たい情報も得られなくなってしまう。

もちろん全ての中国人が
こういうコミュニケーション法というわけではない。

実際にショッピングセンターの総経理なんかと
話しているとビジネス的な礼節は
凄くしっかりしていて面談も予想できる
範囲内の緊張感でおさまる。

中国には「不打不成交」という
「けんかしなければ本当のつきあいはできない」という
意味のことわざがある。

日本で言う「雨降って地固まる」の意味だが
やはり表現は中国の方が急進的だ(笑)

ただ中国でビジネスしていこうとしたら
そういう打ち合いの中での信頼関係の
構築というのも大事になってくると
改めて感じた今日の会食でした。
今日はショッピングセンターやスーパーを
中国全土で3000件弱経営するグループの
深セン地区テナント年会に参加してきた。

会の趣旨としては
グループとしての経営方針発表会&
業者功労表彰の場という形なのだが
招待状のタイトルは何故か
「慈善オークション会」となっていた。

行ってみるまで分からなかったが
このグループは現在社会貢献の一環として
広西の一つの鎮(日本でいう村のような単位)の
生活向上支援をしている。

広西は中国の中でも比較的に発展が遅れている
地域の一つで、今回支援の対象となった鎮は
支援がされるまでは、医者もおらず、
水を汲むのに30分かけて桶を担がないと
いけないような環境だったとのこと。

それに対して、いろいろなインフラ投資をしたり
当地で生産される作物を買い取って
自店舗網で販売することによって
一気に村が街のように豊かになってきている。

たかだか16ヶ月そこらの短い時間で
土壁が多い茶色印象だった村が
白い綺麗な建物がならぶ街に変わってしまった。

今回の「慈善オークション」も、売上金は
全てそこに寄付されるというようになっていた。

出品数は7品だが、これもこのグループ系列の
中国の芸術品を扱う会社が出しており、
一番安いもので138,000元からスタートという
かなり敷居の高いオークション会だった。

そしてそれらが、このショッピングセンターに
出店している社長が始値の1.5倍くらいで落札していく。

翡翠の首飾りは30万元で落札され、7品で
総額159万元というから凄い。

ちなみに、たまたま隣に座っていた人も積極的に
オークションに参加していたが、中国全土で
500店舗くらいをもつ茶葉販売チェーンの
深セン地区社長だった。

中国は、一部で物凄い勢いで
桁外れの金持ちを生み出しており
そういう人が集まる会というのは、
もっと「儲かる投資先はどこだ?!」みたいな
ギラギラしているものかと考えていたので
今日のような光景は、ちょっと意外だった。

ふと以前にお客様から聞いた
「お金の稼ぎ方よりも、お金の使い方の方が難しい」
という言葉が思い出された。

中国でお金持ちが増えていく勢いは
まだまだ落ちないだろうから
今後とも、その稼いだ「お金の生きた使い方」というのが
お金持ちの間でステータスを決める基準の一つと
なっていくのではないかと思う。

私自身、早くそういうことを考えられるステージに
行くためにも、まずは目の前の事業を
もっと成功させようと、いつもとは違う角度から
モチベーションがかかりました。

 中国の旧正月も今日の元宵節で15日目を迎え
一応イベント的なものが終了する。

 一部の個人商店を除き、殆どの会社、店が
通常営業に戻っており、街の人なみも正月前の
状態に すっかりと戻っている。

 なのに自分の店では、休暇予定をオーバーして
まだ帰省から戻ってきていない従業員がいる!

 「帰りの切符が、まだ買えないんで仕方ないんです」という
日本ではありえない理由だが、中国も3年目となると
そんな理由にも慣れてきてしまっている自分が怖い。

 人材体制に余裕があれば、反省の色のないスタッフにたいして
「もう、戻ってこなくていいよ」と説教と通告を出すところだが
現状のホールスタッフの足りなさから、
「3日経って戻ってくるなら、妥協するか・・・」となってしまう。

 「規律ある組織をつくる」という長期的な利益で考えて、
一時期の人手不足という状況に妥協せずに
クビにした方がよいのか、
それとも「顧客満足度向上」(というより、
現状だとできるだけ不満を抑えるために…」)という
短期的利益を考えて、ルールの例外適用をしたほうが
よいのか本当に分からなくなる。

 残っているメンバーは私も含めて3週間以上
まともに休みを取れていない状況で、さすがに
体力的な疲れが精神面にも影響が出始めている。

 とはいえ、今回のような例外をきっちりとルールの中に
取り込んでいかないと、後から他の従業員が
「前はOKなのが、なんで今回はだめなんですか!」と
必ずクレームが発生する。

 「以前と今では状況が違うから」という
正面からの説明だけでは、まず納得しないだろうし…

でも、結局は上記の「状況に応じてルールも変化する」という正論を
皆が「確かにそうだ。」と受けてもらえるような組織風土を
作るべく人材育成をしていくしかないのだろうと思う。