今の時期、中間テストを実施している学校も多いですよね。
うちの塾の周辺だと中学校はほぼ終わって、高校が少し残っているという感じです。
試験直前は範囲の問題演習が中心となりますが、一通り解説しているところでもその時点で「あ、ここはまだあやしいぞ」「今のままではできなさそう」というのが判明することもあります。
それまでになんとかしないといけないんでしょうが、みながみな満点狙えるわけでもなく、生徒のレベルであったり、スケジュール的にどうしても抜け落ちるところは出てしまうんですよねえ。
ただ、それが応用ならともかく頻出の用語だったり定番の設問なんてこともあるのが怖いところで、しかもそれがテストの前日や前々日でもう授業日がなかったりすると、その部分については「ここはめっちゃテストで出るから必ず今晩か明日の朝もう一度やっておこう」と伝えて、あとは目を瞑って送り出すしかありません。
もちろん普段からしっかり学習した上でですが、テスト前の「悪あがき」はしてほしいと思っています。
「悪あがき」という言葉のニュアンスってかっこよくはないけど、要は「最後まで粘れ!」ってことです。
特に範囲の決まっている定期テストでは直前に漢字や単語一つ覚えることで加点できることもありますからね。
あと、テスト勉強ってやればやるほど不安になるところがあったりするもの。
ちゃんとやってる子であれば、自分の弱点も知れるし、積み上げたものを簡単に落としたくない気持ちも働くでしょう。
逆にあまり積み上げてなかった子たちはテスト前に学校のワークをやっただけで勉強した気になってしまいがち。
「あとは何とかなるだろ」くらいの気持ちでテストの臨んだりします。
「カイジ」の利根川幸雄が示唆するように、疑い続け、不安であり続けることが大事なのに悪い意味ですぐに肚を括っちゃいます。
当然、テストの点数では両者でより差が開くことになります。
「肚を括る」って表現は先ほどの「悪あがき」と違って、一見「男らしくてカッコイイ」と思えるかもしれないけど、入試や定期テストでイチかバチかなんてのはそうそううまくはいきません。
「3月のライオン」の二階堂が言うように「『潔い』のと『投げやり』なのは似てるけど違う」んです。
将棋の木村一基九段がなかなかタイトルがとれなかった時期に受けたインタビューの言葉を何度か紹介していますが、また書いておきますね。
「負けと知りつつ、目を覆うような手を指して頑張ることは結構辛く、抵抗がある。でも、その気持ちをなくしてしまったら、きっと坂道を転がり落ちるかのように、転落していくんだろう」
受験勉強にも通じる名言だと思います。
テスト直前に覚えたことの一つ一つが積み重なって実力につながったりもするもんです。
「どこか抜けていることはないか」「あのへんは本当に大丈夫か」と感じたら、ギリギリまで悪あがきしましょう。
オマケ
昨日は久しぶりに塾がお休みだったので、ドライブがてら滋賀県の大津市へ。
比叡山のお坊さんの隠居所だった旧竹林院などをみてきました。
ここは新緑の庭を建物内からリフレクション撮影でするんですよねえ。
ということで、まずは1階。
2階からも。
スマホの割にはなかなかきれいに撮れました。
リフレクション撮影できる庭と言えば、京都の瑠璃光院が有名で、あちらは観光客でごった返して順番待ちたいへんそうですが、こちらは観光客も少なくすんなり撮影ポジションに入れました(∩´∀`)∩
ついでに守山市の佐川美術館でやってた山下清展を鑑賞。
こちらも見ごたえありました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
一宮市大和町妙興寺の次世代型自立学習塾e-Study
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