こちらのブログでは「効率のよい学習」という言葉をちょくちょく使っています。
そのやり方自体を紹介することもあるし、ここを見なくても書店の参考書コーナーにいけば、有名な先生の書いた著書や東大生の勉強方法を紹介した本が販売されてるから、よりよいものを知ることはいくらでも可能ですよね。
ただ、世の中には知っていればすぐマネできることとそうでないことってありますよね。
もちろん「優れた人のマネをしよう」という姿勢は大切ですが、特にスポーツや楽器のようなものだとすぐに模倣はできないでしょう。
受験勉強の方はといえば、一見前者のように見えて、実は後者の要素もあります。
例えば、東大生の勉強法を書いた本には「土日は10時間勉強した」なんて書いてあったりするけど、それだけの時間を集中して学習に取り組めるようになるのもいろいろな意味でそれまでの蓄積があってこそ。
あまり勉強していない子やその保護者の方が某大手フランチャイズ個別指導塾のキャッチフレーズの言うところの「やる気スイッチ」とかが入れば、すぐにバリバリやるようになってドーンと成績が上がるような幻想を持っていたりしても、そうは問屋が卸しません。
また、学力をつけるには頭に負荷をかけていくこととほぼ同義ですが、勉強しなれていない子だとついつい作業的な学習に逃げてしまいなりがち。
「うわっつらだけマネして、なかなか成果が出ない」なんて時期を体験することもあるでしょう。
「毎日英単語を10個音読して覚える」ということにしても、3周すればできるようになる子もいれば、5周しないと覚えない子もいるかもしれません。
いろいろやっていく上で「あ、自分は○周すれば大体頭の中に入りそうだな」と分かってくるようになります。
そういう経験を経て、学習方法も自分なりにブラッシュアップしていき、学習効率はだんだんアップしてくるもの。
「受験直前期から一気ガーッとやって大逆転合格」みたいなのを見聞きすることもあるかもしませんが、あくまでレアケースで最初からそこをアテにしないに越したことありません。
タイトルでは「学習効率は少しずつ上がっていく」にしていても、わかってほしいのは「最初からコスパのいい学習方法はできない」ということ。
「最高にコスパのいい学習方法」があったとしても、いきなりできることではなく、そこにたどり着くには時間も経験も必要。
逆に言えばスタートを早くきれば、学力のつくスピードも速くなっていくということになります。
そういった意味でもやはり「受験勉強は早い者勝ち」。
普段から「学力をつける」ことを意識した学習を積み重ねて、効率を上げていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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