昨今の子育てではよく「他の子と比べたらダメ」なんて言われますよね。

確かに出来過ぎる子と比較されると子どもの方も凹んで自己肯定感持てなくなる可能性もあるし、過去に出来なかったことができるようになれば、他の子関係なくホメた方が屈託なく育ちやすいでしょう。

でも、やっぱり自分の子には優秀であってほしいし、「子どもが難関大学に入る=子育て上手ないいお母さん」みたいに評価される一面があるから、親としては子どもにハッパをかける意味でも他の子の名前を出したくなる気持ちもすごくわかります。

実際、三男一女を全員東大理三に合格させた佐藤ママは素直にスゲーと思いますもん。

保護者が我が子とついつい比較してしまう対象はいくつかパターンがあります。

あ、将棋の藤井聡太二冠やテレビの「東大王」に出てくるような子たちをテレビでみて「ああいうお子さんを持ったら、両親はいいわねえ」と思うことはあるでしょうが、さすがに現実的な比較対象にはしないでしょうから、もっと身近な本人も保護者も見知っているところであげていきますね。

で、この記事では別に「他の子と比較するのが悪い」と言いたいわけではないんです。

「ついつい比較してしまうだけにそれが言葉になりやすいけど、言い過ぎると思春期の子どもの方がいじけてしまうので、ほどほどにしましょう」くらいの意図ですからね。

大事なのは「認める」と「比較する」のバランスだと思います。


1.兄弟姉妹

同じ我が子ではありますが。

同じ環境で育ていれば、同じように育ちやすいはずなのに、そうはいかないのが子育ての難しいところ。

しっかり者の兄や姉にグダグダの弟や妹なんて例はいくらでもみます。

となると、「お兄ちゃんはちゃんとしてるのに、なんでアナタは・・・」と言いたくもなりますよね。

これについては口には出さなくても「比較するな」というのが無理な話。

弟や妹にしてみたら優秀な兄や姉がいるのはプレッシャーになるかもしれませんが、第三者からするとそれをなぞれるメソッドや資質があるのだから、うまく切り替えて利用できるといいですね。


2.近所の子

近所に住んでいて、子どもの年齢が近ければ、お母さん同士で接触する機会も増えますよね。

定期テストの話題も出るでしょうし、高校や大学といった進学先も「○○ちゃんはどこそこへ行った」とか「夜遅くまで勉強してるんだって」と耳にするでしょう。

近所とはいえ、家庭での教育観や習い事も違ってくるから、兄弟姉妹ほど同じ土俵ではないですが、成績にあまり差がありすぎるとどちらからともなく学習面での話題はなくなっていくかもしれません。

本人同士のつきあいの濃淡によっても異なってくるでしょうが、地方だと中学までは同じでも高校で違う学校に進学すると子ども同士も少しずつ疎遠になっていくことが多いので、だんだん比較されなくなっていくとは思います。


3.年の近い親戚

具体的には「いとこ」になることが多いかな。

つながり的には兄弟姉妹と近所の子の中間くらいの微妙なところですが、最近は昔よりかは親戚づきあいは希薄になってきているとはいえ、お盆と正月くらいは親戚一同集まるなんてところもまだまだあります。

もちろん血がつながっているとはいえ、住んでる地域や家庭環境が一緒なんてことはないけど、「○○ちゃんはどこの大学うけるの?」くらいは話題になるんじゃないでしょうか。

高校生の祖父や祖母くらいの年齢だとデリカシーもへったくれもないですからね(笑)

お母さん的には自分の息子と嫁いだ先の小姑の息子が同い年で、その子が優秀で自分の息子がアンポンタンだとそんな話題になったら引け目を感じるもんです。

このパターンは親戚の方になんと悪気はなくとも20代前半くらいまではまで比較され続けることになりがちだから、近くにいなくてもことあるごとに意識することになるでしょう。

母親的にはそうなることはなるべく避けたいから引き合いにだして勉強をせかしたくなりますが、子ども本人にしても結構このあたりと比較されるのは関係者が増えるだけにきついかもしれません。


他にもお母さんが働かれている場合はそこで知り合った人のお子さんとか出てきそうですが、本人同士が知り合いでないなら比較されてもあまりダメージはないでしょう。

繰り返しますが、「他の子と比較するのが絶対ダメ」ということが言いたいわけではないです。

ただ、我が子とよその子を比較してうらやましがるのであれば、それは子どもを責めるだけでなく、保護者としての子育ての反省も同時でないといけないし、第三者から比較されても痛痒を感じないようにレベルアップしていく方法を子どもと一緒にさぐっていくべきだとは思いますね。

できるようになれば、比較されたってなんら臆することはないし、実績がつめているなら、よその子をうらやむこともないはず。

受験勉強に関していうと、学齢期になればテストもあり、中学以降は学年順位や偏差値も出されるし(中学受験する子は小学生のころから)、高校入試も大学入試も最終的には他の子より点数がとれたかどうかの相対評価で合否が決まりますよね。

最終的に相対評価で決定されることについてはその事前の部分から比較されるのはある意味仕方ないことだとも思います。

受験に限らず、就職や恋愛、昇進など人生の重要な局面、特に定員が決まっているものについてはは他人との比較にさらされることばかりだし、よきライバルがいればお互いを高めあうことだってあります。

個人としても成長は本人的には重要ですが、他者からの評価でそこはあまり鑑みられないもの。

不良が更生して常識人になってもそれを評価してくれるのは身内だけです。

「俺は自分の道をいくんだ~。他人から比較されたくない~」なんて中二病的なことを言うのなら、よほど突き抜けた存在になるか「ポツンと一軒家」に出てくるような1人で生き抜く覚悟をもった生活を目指すしかないです。

だから、ある程度成長したら他者と比較されることは甘んじて受け入れられるようになる器量は持てるようにしておきたいところ。

もちろん、そこで勝ち残っていけるなら、それに越したことないですけどね。

人生を歩んでいく上で他者からの比較は避けられないし、保護者目線でいろんなものと比較してしまうのも仕方ないことだと思います。

しかし、そういう視点をはずして子ども個人の中での成長をみとめてあげれるのも保護者だけです。

比較されるのを恐れずに受け入れれるようバランスよく子どもを育てていけるようにしましょう。

とりとめもなく書いてたらとっちらかって何が言いたいのかよくわからない内容になってしまいましたが(;・∀・)、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



一宮市大和町妙興寺の次世代型自立学習塾e-Study

http://www.e-study.school


にほんブログ村に参加しています。

よろしければ、↓のバナーをポチッとお願いします。



にほんブログ村 受験ブログへ
にほんブログ村