中学生や高校生なら「できるだけ少ない労力で高い学力をつけたい」と考えるものですよね。

以前のブログでうちの塾としては「少なくともゲームの攻略本のような存在ではありたい」と書いたことがありますが、学習塾の役目の一つに生徒に効率の良い学習をやってもらうことが挙げられると思っています。

例えば、英単語の暗記では何もアドバイスされなければ、ただノートに同じ言葉を何度も書くだけの作業をして学習した気分になっている子もいるでしょう。

でも、こういうやり方だと手は疲れる割にただ写しているだけで頭に刻み込まれていないことも往々にしてあります。

うちの塾では新しく入塾してくる生徒には「しっかり音読してスペルをイメージしてから確認のために一回書けばそれで覚えれるよ。漢字もめちゃくちゃ丁寧に一回書けば十分」とアドバイスするようにしています。

単純暗記のものは手はあまり使わなくても、頭を働かせてやることが大事だし、その方がスピードアップにつながります。

では、「効率の良い学習をしていれば、ラクできるか」と言われると、それは明確にNO

大学入試、特に難関といわれるようなところの入試に必要な学力をつけるには絶対量も求められます

先ほどの英単語にしたって効率よく学習したって毎日コツコツ覚えていかないと対応できないくらいの語彙を知っていないといけなかったりします。

それなりの大学を目指すなら「効率の良い学習」は必要条件であって十分条件ではありません。

高校入試まではどちらか片方でなんとかなっても、それだと大学入試では対応できないですからね。

効率の良い学習といえど、精神的な意味で泥臭くやる覚悟は必要

国公立大の数学の二次試験のような思考力を問われる問題にチャレンジするときはウンウンといろいろ試行錯誤する時間も大切。

ちょっと考えてわからなかったら「解答解説をみて、やり方を覚えて・・・」では力がつかないので。

イメージとしてはロールプレイングゲームでレベルアップのための経験値稼ぎするような感じですかね。

攻略本にいくらアドバイスがかかれていても、基本レベルを上げたり、武器や防具を整えるゴールドを貯めるのを省略できないのと一緒。

思春期の子にとっては不格好に感じるかもしれないけど、公立高校の生徒なら周りからちょっと浮いて見えるくらいやってちょうどいいと思います。

あと、そうやって泥臭くやって見えてくるものもたぶんあります。

塾では講師が経験などからブラッシュアップしたメソッドをアドバイスしてもらえて、それは確かに役立つでしょう。

そういったものをやり続けていく中で、志望校や学力にあわせて自分なりにアレンジできるようになれば、さらなる効率アップも可能です。

ただの手抜きになってはダメですが(;・∀・)

中高生だとまだ「ガリ勉キャラ=カッコ悪い」なんてイメージもあるかもしれませんが、大人からみるとその時期に勉強に打ち込める子は将来を見据えてる感じがしてきっと頼もしく思われるはず。

効率の良い学習を模索しながら、泥臭くやれるなら受験勉強的には最強です。


↑懐かしのマンガ「愛と誠」(原作:梶原一騎)のガリ勉キャラの石清水弘くん。。覚悟は本文の主旨と別方向ですが(笑)

やり続けるのはきついけど、大学入試までと期限を区切れるものだと割り切ればなんとかやれる気はしないですかね?

新年度になったことだし、今までサボってた人はまずは「今年は泥臭くやる」というのをテーマに学習してみてはどうでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



一宮市大和町妙興寺の次世代型自立学習塾e-Study

http://www.e-study.school


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