数学の点数が低い子は計算で落としがちです。
計算式が複雑なものや項の数が多いものほどミスしやすくなるし、文章題のように別々に計算するものが増えると正答率も下がってきます。
途中式が増えれば、誰しも正答率は下がるのですが、計算ミスをしやすい子の場合は、その下がり方がグッと大きいんですよねえ。
計算ミスをよくする子だと途中式が一つ増えるごとに正答率が30%ずつ下がる感じ。
途中式が3つ、4つ必要なものだとそれだけで正答率3割くらいになるイメージですかね。
だから学年が上がって計算の難易度の高くなるごとに上との差は広がっていきます。
ミスする機会も増えるので。
計算ミスを防ぐためには基本は「あわてないこと」&「途中式を省略しないこと」だというのは何度か書いてきました。
「できない子ほど暗算しようとして間違える」のは塾のあるあるの中でも定番中の定番。
一つの式を書くための時間は2、3秒だし、その方が速く正確に計算できるのに、「書くのが面倒くさい」という理由だけでその手間を惜しみ、それより時間かけて暗算をしようとして間違えるんだから世話ありません。
あと、計算ミスが出やすいところとして特に目立つのがプラス、マイナスの「符号のつけ間違い」だというのも以前の記事(リブログ先↓)で書いたことあります。
中学生くらいだと子どもによっては計算ミスのほとんどが途中で符号をつけ間違えたことが原因なんてこともあります。
さすがに中学生なら普通の四則計算は大体できますからね。
符号のミスを防ぐための方法としては慣れないうちは前の式と見比べながらやるという感じでもいいですが、それだと時間もかかりますよね。
オススメは「途中式を書いていく前に一度つぶやいてみる」という方法。
計算はゆっくりやる中でもリズムも大事なので、口で「マイナス」とか「プラス」とか一旦つぶやいておけば、書くときに自然と正しい符号になりやすいという部分があると思うんですよねえ。
別に大きな声でいうことはないですよ。
自分だけに聞こえるくらいのボリュームでもいいし、慣れてきたら頭の中でつぶやくくらいでOK。
そして、これは計算できる子たちが無意識でやってることでもあります。
暗記同様に「声に出してみる」というのは確認しながら計算していく上でも使えると思います。
符号をつけ間違えてで計算ミスしやすい人は試してみてはどうでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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