先月からワイドショーを騒がしていた吉本芸人の闇営業からのお家騒動的な問題も少し落ち着いてきたようですね。
カラテカの入江みたいな本人はカラッポなのにあやしげな人脈だけでどうこうしようとするうさんくさい商売でなく、厚切りジェイソンみたいにIT企業の役員やりつつテレビに出て活躍してる芸人だっていないわけではありませんからね。
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一塾講師からみれば「どーでもいい」ことこの上ないですが、お笑い芸人の人たちの厳しい現実もわかったのではないかと思います。
というより、「吉本のギャラが安い」とか「アルバイトがっつりいれないと生活できない」なんてことは芸人になる前からわかっていたはずなのに今さらながらSNSで暴露する人たちには違和感を禁じえません。
売れたら一攫千金、でもそれはほんの一部だけで、ほとんどの人はテレビに出ることなく淘汰されていくのが芸能界。
「そのリスクを受け入れてもあえてチャレンジしたんじゃないのか?」って疑問に思います。
嫌ならやめることだってできるわけだし、それまでの人生の選択の仕方によってリスクを減らすことも可能だったはずです。
まあ職業選択はある程度の大人が自分の責任でもってやれるのでいいです。
では、子どもが全くリスクを背負わないかといえば、「そうでもない」と塾講師なんかしてると感じます。
「勉強しない子」はめっちゃ損することが多いと思いますよ。
たまにテレビなどに登場する芸能人やスポーツ選手が「子どものころは全然勉強せずに好きな事だけやってた」みたいなこと言ったりしますが、ごくごく一部の成功者の話だと割り引いて聞いておく必要はあるでしょう。
先ほどのお笑い芸人に限らずプロスポーツ選手になったとしても引退してからのセカンドキャリアで苦悩する人はたくさんいます。
実際、一般のお年寄りに「若い時にやってなくて後悔したことは?」という質問した場合、圧倒的に「もっと勉強しておけばよかった」」という回答が多いのが現実。
そして、時代の違いもあります。
高度経済成長期やバブルのときは何をするにしても「そこそこ」でも許される時でした。
「そこそこ」に勉強して、「そこそこ」の会社で「そこそこ」に勤めれば、年功序列で給料もあがっていき、マイホームを持って、老後は厚生年金で「そこそこ」のんびり生活することも可能だったでしょう。
あのときは起業や就職で失敗しても、やり直しもききました。
でも、低成長の時代はそうはいきません。
今はAIも発達してきたし、他人と同じことしかできなければ、給料は上がらず、以前の時代では可能だった「そこそこ」の生活は難しくなってくるし、現在進行形でそうなりつつあります。
竹中平蔵が「同一労働同一賃金にしろ」と人材派遣会社の親玉としてもっともらしいことを叫んでいますが、それが日本で本当に実現した場合は、パートや派遣の給料を正社員並みに上げていくのではなく、正社員の方の給料を頭打ちにさせる方に機能してしまう可能性が高いのではないかと危惧しています。
料理人のような手に職をもった人であれば、また違うでしょうが、そこはまた別の競争がまっていますしね。
超絶美少女で男を手玉にとれるような手練手管を身に着けるならいけるかな。
でも、そのときは今度は変なのも寄ってくるリスクもありますw
団塊の世代より上の人たちは戦後まもない頃の貧しい時代も過ごしたかもしれませんが、競争という意味ではスピード感もある今の時代の方がシビアかもしれません。
福利厚生のしっかりしている大きな企業や公務員になれるなら安心できるかもしれないけど、そこにたどり着くにはある程度の学力は必要になってきます。
目の前のことに真剣にとりくめる勤勉さはその後の将来の武器にもなりますが、逆に、「そこそこ」でも厳しくなることが予想されるのに、その当たり前のことすらしない人では将来の選択肢はさらに狭まるし、きつくなるでしょう。
これからの時代は差別化できる人材は引く手あまたになり、他の人と同じこともしくはそれ以下のクオリティしかないと判断されると求人情報に「アットホームの職場です」とか「未経験者歓迎」と常に募集をかけてるようなブラック企業の使い捨て社員の道しかないという二極化はたぶん進んでいきます。
そういった意味でも「勉強しない」は必ずリスクになります。
一発逆転なんてマンガと違って現実世界にはそうそうないですからね。
子どもが嫌がる勉強を無理にやらせるのはかわいそうに思うこともあるでしょうし、「勉強しなさい」と言い続けるのも疲れてしまうかもしれないけど、大学入試の試験官や就職試験の面接官にしてみれば、途中の過程とかで情状酌量なんてするわけもなく、「そんなの関係ねえ。ハイ、オッパッピー」って、落とされるだけ。
古かったですか?(;´∀`)
ちゃんとやっていれば、ほとんどの子ができるようになるはずの学校の勉強を後回しにしたり、ほったからしにしてしまうのは本当にもったいないなと思いますね。
それにほとんどの場合において、好きな事は勉強をしながらだってちゃんとやれます。
今年の夏の甲子園も地方だとまあまあの進学校からの出場してたりしますからね。
子どもは本当に好きな事とはほうっておいてもやるし、「好きな事をする≠嫌な事はしない」ということも大人はわかっていても、「好きな事をやれ」と言われた子どもの受け取り方は気を付けた方がいいですね。
子どものころからリスク負うような生き方をする必要なんて全くないはず。
小学校の高学年くらいからでも少しずつちゃんとした学習の習慣をつけれるように誘導していきましょう。
何かまたとりとめのない内容になってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
一宮市大和町妙興寺の次世代型自立学習塾e-Study
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