子どもを叱るのにエネルギーがいることは保護者の方ならどなたでも身をもって実感していることと思います。


学校の先生や塾の講師もできることなら叱りたくはないものです。


特に塾の講師からしたら、生徒に厳しく接することで、ヘタレな子から「もう通いたくない」と言われて退塾なんてことになれば、面倒ですしね。


いや、うちのような個人塾の場合はまだそれなりの覚悟をもってやれるのでいいですが、多店舗展開をしているとこの雇われの教室長だったり、講師だったりすると、「生徒数と売り上げでしか評価しない」上司から「なんでやめさせるようなことを言うんだ」と大目玉をくらったりします。


でも、実際の現場ではそういうヘタレな子ほど叱る必要があります。


これは問題が解けないから叱るとかそういうことではないです。


解けないことで叱る講師はいないと思います。


課題をちゃんとやってこない、暗記事項を覚えてこない、計算をいい加減にやるなど、「やるべきことをやってない」とか「指示を守れない」という部分ができていないことで叱ることがほとんどです。


講師がどれだけ分かりやすく素晴らしい授業を行おうと、生徒がこの部分を疎かにし続ければ、成績は上がりません。


逆に、学校の授業と課題だけでもまじめにやっていれば、中学レベルの履修範囲で遅れをとることなんてそうそうないので、そのハードルをクリアすることで、自ずと成績は上がるはずです。


しかし、そういう子たちは何も言われなければ、手を抜き続けるので、どこかのタイミングで誰かが厳しく言う必要があります。


某大手フランチャイズ個別指導塾の「やる気スイッチ」CMのせいか、「塾にまかせておけば、そんなに厳しく言われなくても、スイッチ押してもらって、子どもがバリバリ勉強するようになる」って期待してしまう保護者の方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな魔法使いみたいなことほとんどの塾ではできないです。。たぶん(;´Д`)


っていうか、優しく言われてやれるようになるなら、とっくにやってるはずですからね。


ただ、上述したように、叱るのは誰にとってもエネルギーがいるし、塾の場合、厳しく言うことはリスクも考えないといけません。


なので、自分の子に「甘い」と思うところがあるのであれば、学校や塾の面談の際に一言、「うちの子が言うことを聞かなければ、厳しくしかってください」と先生たちの背中を押してあげましょう。


これだけで、講師側は保護者からの信頼感を感じて、厳しさをもって接することができるようになります。


それに、そう言われても今の時代、ひっぱたいたりする先生や講師は誰もいないですからね。


正直、塾の側からすると、こう言ってもらえると、かなりありがたいです。


長い目で見ると、厳しくできなかったために成績が上がらなかったということになれば、その方がお互いに後悔しますから。


もちろん、そうされることによって子どもがいろいろな理由(成績以外)をつけて「もう行きたくない」と言いだしても、突っぱねるだけの覚悟は持たないといけません。


子どもにとっては楽ができなくなるので、最初は煙たがるかもしれないし、2,3か月は時間がかかるかもしれませんが、やるべきことをしっかりやれば、その後は少しずつ結果もついてくるようになります。


声掛け一つで保護者の側から学校や塾の先生に対して背中を押すこともできます。


「子どもが宿題をちゃんとやらない」などお悩みのお母さんは一度試してみてはいかがでしょうか。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



一宮市大和町妙興寺の次世代型自立学習塾e-Study

http://www.e-study.school


にほんブログ村に参加しています。

よろしければ、↓のバナーをポチッとお願いします。



にほんブログ村 受験ブログへ
にほんブログ村