朝の月 | タカへの個人的な日記...アメブロ版。

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個人的な日常の出来事をつづっています。暇つぶしに読んでもらえれば。

朝の空は、まだ色を決めかねているように淡く揺れていた。
その中に浮かぶ満月は、光というよりも、
空気の中にそっと残された余白のようで、
見つめるほどに輪郭が静かにほどけていく。

風はまだ眠っていて、音も影も薄く、
世界はひとつの透明な膜に

包まれているかのようだった。
満月はその膜の向こう側から、
かすかな気配だけをこちらへ届けている。

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朝が近づくにつれ、月はゆっくりと淡くなり、
まるで空に溶けていく雫のように姿を変えていく。
その儚さに触れた瞬間、
胸の奥に静かな光がひとつ落ちて、
心の中のざわめきがすっと澄んでいった。

ただそこに浮かんでいるだけなのに、
満月は朝の透明さをそっと映し返し、
今日が静かに始まっていくことを知らせてくれる。

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それでも朝の空に残った満月は、
折れそうな心のすぐそばで、
何も言わずに光の気配だけを置いていった。

その光は強くもなく、弱くもなく、
ただ「ここにいるよ」と静かに伝えるようで、
胸の奥のかすかな痛みを、
そっと撫でてくれるようだった。

大きな励ましなんていらない朝に、
満月の透明な存在は、
それでも前に進めるだけの
小さな温度を残してくれる。

そんなふうに、今日の空は
折れそうな自分をそっと

支えてくれている気がした。

なんて書いてみました。(^-^)/

ふゆ43