日経新聞というのは結構文化欄が充実していて経済欄よりずっと面白いのですが、そのとなりの私の履歴書というところに生田さんという前の郵政公社の総裁さんが今書いているのですが、彼はベニーグッドマンが大成功した年に生まれたそうです。ベニーグッドマンが大成功した年なんて誰も知りませんからいつのこと?と思いますが、まあ1930年代ですね、でもそれがどうしたって思いますが、そういうことを書くのが面白い。ああ生田さんていい人なんじゃないかと思ってしまう、ひいき目ですね。
 そのグッドマンはご存知クラリネットの名手ですが、幼少の頃よく聞いたんですよ、例のシングシングシング。あれを聞いてのけぞってたのですから変な子供だったのですが、生田さんも変な子供だったんだろうなー。なんで日本の片田舎のはなたれ小僧があの音楽に夢中になったんだろう、七不思議ですね。
正月なので、まとめて放浪記。
Kさんという割と私と年の近い人が結構楽器を買うんですね、それも結構いい奴を。まあ年食ってやることなくなるとこうなるのですが、結局飾るだけになってしまうので要注意です。Kさんはちゃんと練習してますがね。ずっと台湾セルマーだった私めが思い切ってフランスセルマーのシリーズⅡを購入したら、まあこれが良く鳴る、どこまで音が届くのかと思うほど伸びがある。楽器は随分個体差があるみたいですね。このセルマーを私はのび太君と命名しました。でものび太君は山の神には内緒です、不肖の息子。
 パーシーフェイスとかビリーボーンとか好きだった、と言ってもそれ誰ということになりますが、その昔ムード音楽というのがありましてね、夏の日の恋とか真珠貝の歌とか、実に心に響く音楽でしたね。それに比べるのは適切ではないかもしれませんが、一昨日の紅白歌合戦の曲はやかましいのが多くて、後ろで体操ばっかりやってるのでどうもピンと来ませんね。
 たまにはクラシックな曲も聴きます、ベートーベンの田園とかね。でもどうしても後ろ乗りの曲に惹かれてしまう、なんでですかね、血なんだろうか。昔韓国とか中国とかシンガポールに行ったときに「ジャズ喫茶」を探して歩いたのですがなかった。ジャズ喫茶って日本の文化らしいね、そのあと気がついたのですが。うーん、自分はどこからきたんだろう、ってよく思うのですが、「たなばた」を4ビートで演奏したらどうなんだろうって思う、2011年の正月です。会長のぐだぐだがまた始まります。
ニューヨーク時代の話。職場の人たちと一杯飲んで、カラオケの器械の置いてあるパブみたいなところへたまに行くことがあったのですが、アメリカ人の連中はだいたい歌がヘタ、というより音程のとれる人の方が少なかった。皆音楽が得意なんだろうという先入観年があったのですが、全く逆なのでびっくりした思い出があります。後日フランスに住んでいる人と話す機会があってその人と話をしたら、いやヨーロッパの人はもっとひどいと言う。なんで?日本は西洋音楽を輸入している後発国なんじゃないのか、なんて話をしているうちに、どうも日本の音楽教育は最高らしいという結論に達したのです。裾野が広いということですね。今の日本は音楽先進国なのでしょう、これだけ吹奏楽が盛んで各地に上手な楽団があり皆が楽しめる、こういう文化を輸出したらなんて思いますが、商業音楽界のレベルだと最近韓国に負けてるようです。K-POPというのがアジアを席巻しているそうで、韓国はこれを産業界の先兵にしているという話、テレビでやっていた、やっぱり日本は沈んじゃうのかな。いやいや、元気出して音楽消費にいそしもう、個人消費増やさないとね。そうでしょ、S専務、見ちゃいないかな。
寅さんの映画の主題歌はY直純作曲で、この人は偉ぶらないいい人でしたね。この主題歌を様々にアレンジして場面場面に登場させるのですが、いつも感心してました。あのメロディーが、切なくなったりおかしくなったり千変万化、楽しみだったですが寅さんより早く亡くなったかな?映画音楽と言えばディズニーですが、トムとジュリーってディズニー?これの音楽が好きで、追っかけっこをしてトムがねずみ取りにはさまれるなんてシーンのバックに流れる音を聞いてた思い出がある。スイングするんですねこれが。
 今練習している映画音楽は実は見ていないのが殆ど、ましてやアニメは全然。人間が古くさい上に、変なところに感心するタイプなので、皆さんに迷惑をかけてるかなーと反省してます。