辰年の聴き初め | 興味の赴くままに

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クラシックのレコード音楽鑑賞と山歩きと野茂投手が好きで歴史の進歩を信じる壮年が、興味の赴くままに綴るブログです。
特に好きなのは、音楽ではモーツァルトの全部、ベートーヴェンとブラームスの交響曲、山では剣岳と鳥海山。
そして、スポーツでは野茂投手です。

辰年の今年の聴き初めは、このニューイヤー・コンサート🎵。

私の出身地愛知県名古屋の企業主催によるクローズドのコンサートで、縁あって聴かせていただくことができました。

指揮者は高校同期の松尾葉子さん、オーケストラはセントラル愛知交響楽団、MCは中部日本放送の大橋麻実子アナウンサー!、そして、社長によるスピーチでは会社の売上を名古屋の老舗デパート松坂屋と比較するという、東京のど真ん中での開催なのに名古屋愛に溢れる公演です(^o^)👌。

ゲスト奏者にヴァイオリンの神尾真由子さんを迎えてのプログラムはこれ。

「特別指揮」とあるのは、この会社の社長さんです😊

会社行事なので、会社関係と思われる背広姿の紳士がやけに目立ち、普段とは客席の雰囲気が多少違う感じはしたものの、音楽が鳴り出せば同じです。

前半は、ニューイヤー・コンサートらしく、ウィンナ・ワルツ4曲に華麗なヴァイオリンの名曲2曲。
どの曲も松尾さんの溌剌とした指揮に神尾さんの美しい音色と鮮やかな技巧で、素直に楽しめました。

オーケストラの皆さんも、松尾さんの的確な指揮の下、ウィンナ・ワルツ特有の2拍目が僅かに早く出るリズムを懸命に刻んでくれました。

後半の1曲目は、特別指揮の社長さんのバトンで、チャイコフスキーの壮麗な大序曲「1812年」。
初めてこの曲の実演に接して、鳴り響く鐘の音を実感できました。

続いて松尾さんの指揮に戻って、ビートルズの名作「イエスタデイ」。
フルオーケストラで聞くのも乙です。

最後は、ニューイヤー・コンサートの定番2曲。
「美しく青きドナウ」とアンコールの「ラデツキー行進曲」です。
舞台に咲く女性楽員さん達の華やかなドレス姿と相まって、大いに盛り上がりました。
ダイドーニューイヤーコンサート20240106

元日早々能登の大地震、2日には日航機と能登支援に向かう海保機の衝突炎上事故、という悲劇で始まった2024年。
被災者の皆さんとウクライナで進行中の惨劇の被害者の方々に心を寄せつつ聴かせてもらい、こんな時こそ!という音楽の力を感じさせられたイベントでした。