M・ナイト・シャマラン監督、
『ミスター・ガラス』。
2000年に公開された『アンブレイカブル』、
そして2017年の『スプリット』に続く完結編、
三部作の最後。

3人の特殊な能力を持つ男たちが収容された。
不死身の肉体、悪の気配を感知するダン。
24もの人格を持つケヴィン。
非凡な知能と壊れやすい肉体を持つ
ミスター・ガラス。
彼らは人智を超える存在となるのだろうか。

多分、本作だけ観ても「何のこっちゃ?」
となると思います。
そのために前作二本を観なくてはという…
ちょっとハードル高いかなと思う人も
いるかもしれませんが、
観て損はないですよ…!

私がシャマラン監督好き
ということもあるのですが、
ヒーロー映画がたくさんあって、
ヒーローの定義を問われる今だからこそ、
観る価値のある作品ではないかなと。

何か人と違うものを持つ人間は存在する。
それがこういった特殊能力なのかは
さておきとしても、
それこそが個性であり多様性なのではないか?

ダンの物語、ケヴィンの物語と来て、
確かに本作は『ミスター・ガラス』だった!
サミュエル叔父貴の存在感を感じてほしい…。
ケヴィン役のマカヴォイの多重人格っぷりは
『スプリット』より増していて圧巻
(エンドロールも圧巻w)。
ダン役のブルース・ウィリスは、
ちょっとくたびれたおっさん感が出ていて、
それがまたダンの迷い、疲れた感じに
ピッタリで…。

シャマラニアンとしては大満足な一本でした!