先日観た映画たちをぽちぽちと!

ただいま公開中の映画、
の監督、アレックス・デ・ラ・イグレシア作品
『13 みんなのしあわせ』(00)。
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不動産会社に勤め、分譲アパートのセールスをしているが、
思うようにいかず悩んでいる中年女性・フリアは、
ある日そのアパートで一人暮らしをしていた老人の死体を発見する。
だがその老人は、くじで当てた遺産を
三億セペタも隠し持っていたのだ。
フリアは遺産を持ち逃げしようとするが、
アパートの住人たちに阻まれ、なかなかアパートから出られない。
住人たちは皆遺産の存在を知っていて、
老人が死ぬのを今か今かと待ち続けていたのだ…。

スペインの大女優カルメン・マウラ主演で繰り広げられる、
ブラック・コメディ。

デ・ラ・イグレシア監督らしく、アパートの中だけで起きる
“小さな大騒動”なのですが、バタバタ人が死んだりと、
ユーモラスなだけでなくブラック!キラキラ

フリア自身、負けん気が強くてパワー感あるキャラクターなのですが、
住人たちも負けじと強いのでほんっっとうに
アパートから出られませんw
最初こそひっそりとお金を奪おうとするのですが、
その内にはゾンビのように追いかけてきたりと、笑いどころが満載w

住人の中でも、フリアのシャワーシーンを覗き見してハァハァする
ダースベイダーコスプレの中年ダメニートが
めちゃくちゃいい味出してますよ…!ニヤリ

映像はいたってオシャレなのにブラックな笑いが盛りだくさん。
ストーリーは“女性がアパートから脱出するまで”
と一本道なのに、100分飽きさせない。
そういうギャップがデ・ラ・イグレシア監督の持ち味というか、
スゴいところだなぁと、
まだ数本しか観ていない私でも毎回驚きます照れ

スペインの作品は元々
シニカルでブラックユーモアたっぷりなものも多いですが、
デ・ラ・イグレシア監督は注目の天才監督。
スペインブームが来る前に押さえておくのも良いかもですよーラブラブ

あっ!『クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的』
もめちゃくちゃ面白いのでぜひ!