さて、続いては現在『マグニフィセント・セブン』で
グッドナイト・ロビショーを演じる、
イーサン・ホーク主演のスリラー。
『フッテージ』(12)。
ノンフィクション作家・エリソンは、妻と子どもとともに、
郊外の家に引っ越してくる。
だがそこはその昔、一家惨殺事件が起きた家。
エリソンはそのことを家族には伝えておらず、
事件の真相を調べ本のネタにし、
再び作家として浮上しようと考えていたのだ。
やがて彼は屋根裏部屋で、
家族が殺される映像を収めた8mmフィルムを発見する…。
このスコット・デリクソン監督、
割とホラー作品を撮っているなぁと思いきや!
なんと『ドクター・ストレンジ』(16)の監督でもあるのですね…
意外!
というのも、この『フッテージ』、
とても淡々とした作品なのです。
ホラーというよりはスリラーに近いのかな?
エリソンはどんと来い超常現象!のスタンスの
やる気勢なので、そんなに怖さはありませんw
ゴーストがわーっと驚かしにくるわけでもないし、
じとーっとした厭〜な空気が流れて、
緊張感がゴリゴリ続くような。
またこれをミステリーとして捉えるには、
謎解き要素が薄めではあるのですが、
イーサン・ホークの感情をぶちまけるお芝居、
追い詰められて参っていくお芝居を観られるのは
なかなか良いです
同じく『マグニフィセント・セブン』で
信心深い大男のシリアルキラー(みたいなw)・ジャック役
を演じていたヴィンセント・ドノフリオも
勿体無い使い方で出ているので、
マグ7好きの方にもオススメです!w