深夜にこんばんはです…
(ひっそり

ここのところまとめてどどーんと更新しているものの、
観たのにメモすら忘れていた作品があり…!
慌ててこちらでメモメモ

『日本で一番悪い奴ら』(16)。
北海道県警の刑事となった諸星。
正義感は人一倍だが、真面目すぎる性格からか
うだつの上がらない日々を過ごしていた。
しかしある日、先輩刑事から「刑事は点数だ。
点数を稼ぐため、Sをつくれ」と教えられる。
Sとはスパイのこと。
言われた通り暴力団員のSをつくり、
正義感の導くまま奮闘する諸星だがーー。
原作は、実際にあった事件の告白本。
北海道県警の実在事件なのですが、しかも2002年と
比較的最近の事件なのです

この作品の見どころといえば、
主演・諸星役の綾野剛さんの演技!
例のごとく、日本のドラマや映画をそんなに観る方ではない私は
綾野剛さんにも詳しくなかったのですが

妻夫木聡さんと同じく『怒り』(16)の儚げで、
今にも消えそうな訳ありのゲイを演じていたのを観て
ガラッと印象が変わったのを覚えています

この諸星も、また表情が全っ然違うのですよー!
刑事になりたての時は、真面目で純朴そうな青年の顔、
でもSを率いてから、署内の評価が上がるにつれ、
どんどん横暴で偉そうな態度になっていくんです。
その変わりっぷりが本当に凄い!

どっちが悪者だかわからないくらい。
話の内容的には、一人の刑事が人生を狂わせてゆく…
という実話を基に構成されているので、淡々とはしているのですが

綾野剛さんの圧倒されるようなお芝居を観るだけでも
見応え十分かと思います!

邦画のクライム映画がお好きな方はぜひ!