続いてこちらも更新。

ジャン=ピエール・ジュネ監督の有名作
『アメリ』(01)。
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冷淡な医師の父と元教師の母の間に生まれたアメリ。
両親に抱きしめてもらうことは滅多になく、父による診察の際
緊張しすぎたことで心臓病だと勘違いされ、
学校に通わず母から教育を受けて育つ。
空想することが唯一の楽しみだった彼女は、22歳になり
カフェで働く今も、空想にふけっていた。
そんな折、あることがきっかけで、他人を幸せにする
お手伝いをすることに喜びを見い出すようになるが、
自分の幸せには無頓着で、恋をしても想いを伝えられず…。

フランス映画が得意ではない私が、実はずっと避けて来たこの作品。
あと失礼ながら、いわゆる「意識高い系」女子が挙げる
好きな映画の代表例すぎて…
こう、食わず嫌いというか…ドクロドクロドクロ
(実際冒頭だけは観たことあったんだけどタラー)

でもよく考えたら、ジュネ監督じゃん!となって。
フランス映画でもジュネ監督作品は、作り込みが素晴らしくて
とても好き。
そして『アメリ』の世界観が好きだという
クリエイターさんの言葉もあって、観てみました。

ラブロマンス要素にはあまり惹かれないし、
やっぱり私の思う、フランス映画の
オーバーな性愛表現もあるんだけどw
暖色でつくられた映像の美しさ、
実は孤独だったはずのアメリの不器用な優しさ、
ガラス男(病気のせいでそう呼ばれている)との交流など、
美しいところもたくさん。

ジュネ監督は、ともすればマイナスなポイントや
悲しい物語になりそうな要素を特別な世界観に落とし込むのが
とても上手いんだなぁと再確認カナヘイうさぎカナヘイ花

ロマンチック、空想癖、そんな面が目立つかもしれませんが、
アメリの根底にある芯やほんのり寂しい気持ちなどが見えて
あったかくなれる作品だと思うので。
男性にもオススメしますよとびだすうさぎ2

あ、でも同じジュネ監督ならやっぱり私は
を推します!!(笑)