こんばんはです
1月末くらいに観た作品ですが、遡ってメモメモ
『17歳のカルテ』(99)。
精神病院に収容されたスザンナ。
境界性パーソナリティ障害と診断されるも自覚のない彼女は、
病院のボス的存在であるリサの魅力に惹かれる内に、
病院が自分の居場所だと思うようになる。
スザンナ・ケイセンの実体験をもとにした原作の映画化。
思春期の女の子たちが様々な理由で思い悩み、
病棟で生活をしています。
えげつなく人の心を抉るくせに魅力的なリサを演じるのは、
アンジーことアンジェリーナ・ジョリー。
「アンジーの演技がすごい!」と聞いていた通り、
大胆で、でも誰よりも繊細なリサを演じています
私は暴れまわっているリサよりも、
最後のシーンのリサの印象が強くて好きかな
あの切り替わりは素晴らしいです。
そしてスザンナ役のウィノナ・ライダー。
彼女もスザンナと似たような経験があり、原作に惚れ込んで
製作総指揮を買って出たそう。
出てくる女の子たちの中では、スザンナは多分一番普通の子。
思春期の悩みをこじらせたくらいで
親に病院に突っ込まれてしまう。
それが原因でさらにこじらせてしまうのかな。
心が不安定になるようなことは、いくつであっても
いくつになってもあることで、
その度に正常と異常の境目なんて変わるものだと思う。
そんな中で必死に生きようと向き合う女の子たちの力強くて儚い作品。
きっとまた観たくなるだろうな…