深夜にこんばんはです
続けてこちらも更新！
学校ではいじめられっ子の、11歳の少年・マーティ。
未体験ゾーンの映画たち2017作品ですが、
早くもレンタルやリリースもされております
『ファウンド』。
この時間にふさわしい作品です。
彼の楽しみは、ホラー映画を観ること、漫画を描くこと、
家族の秘密を覗くこと。
お兄ちゃんの秘密は、クローゼットに生首をしまっていること。
けれどお兄ちゃんの秘密を知っていることがバレてしまい…。
上映前から気になっていて、上映スタートしたら話題になっていて、
もう早く早く！って感じでした
基本的に主人公の少年・マーティのモノローグと
目線で進むのですが、
ホラーバリバリ！というよりは、青春ドラマ系な感じ。
爽やか甘酸っぱい方向ではなく、思春期特有の悩みとか。
ちょっとレトロな設定なのかな？
作品中のレンタルショップには、古い感じのビデオが並んでるし。
そしてマーティが観るホラー映画が凄い。
ゴアゴアしいんだけど、
そのレトロさを忠実にしているのか、
生首なんかの描写のチープさが
ハーシェル・G・ルイス的なんです！w
目玉くり抜くところとか、まさにそんなイメージでした
しかしあの発想は面白い！
『セルビアン・フィルム』(10)の
あの名シーンに勝るとも劣らず！
とはいえこれは作品中のビデオのゴア。
本編は割と日常をずっと描いていきます。
大人も社会もとても理不尽。
いじめられている話は真剣に取り合ってくれないし、
明らかに落ち込んでいるのを目の当たりにしていても気づかない。
そんな両親よりも、マーティの支えになってくれるのは
お兄ちゃんなのです(生首隠し持ってるけど)。
お兄ちゃんの主張は(少なくともあそこまでは)
正しいのだと私は思うので。
弟との兄弟愛にあたたかさを感じられるシーンも素敵でした
意外とさっぱり終わるのかな…？なんて思っていたら。
ものすごいクライマックスが待っていました。
すべてを見せない、
という方がゾッとすることもあるものです。
多くを語るのは野暮だと思うので、ぜひ観てほしいな…。
何故そうなってしまったのか？
描かれないからこそ憶測する余地が生まれて、
奇跡的にこの感覚を持たせる作品になったのかな？
と思います。
(※ 個人の感想です)
ラストは寂寞の美！！
体感せよー！！