こんにちはです
順番前後してしまいましたが、先週観た映画を記録
上映中の『エヴォリューション』。
少年と女性しかいない、人里離れた離島。
そこでは、少年たちは全員何らかの病気とされ、
“医療行為”を施されている。
だがそのことに違和感を覚えた少年・ニコラは、
夜になると出掛けていく母親の後をつけ、ある行為を目撃することになる。
『エコール』(04)の監督作品。
ということで、フランス映画です。
私にしては珍しく、フランス映画です。
何故珍しいかというと…
フランス映画が得意ではないからです笑
私が見る限りのフランス映画は性愛の色が濃く、
「なぜそこでこれをぶっこんできた!?」
というタイミングでラブシーンがあったりするw
退廃的と言えばお洒落だけれど、謎のテンポ感と気だるさが
私には合わないことが多いのですよ…
『レオン』(94)は子どもの頃に観たし、『最強のふたり』(11)は最高に良かった!!
(あれはむしろリメイクが心配なくらいw)
でも『エール!』(14)はうわぁぁぁ!!ってなったな…。
(こっちはリメイクに期待してる!)
それなのに今回『エヴォリューション』を観たのは、
『無垢の祈り』(16)を観に行ったときに知って、気になってしまったから…。
美しい海、温度の感じない建物、少女と見紛う少年、
無機質で表情の無い女性たち。
映像の見目はとても素晴らしいです…!
無駄な台詞を省いて、視覚に訴えてくる感じ。
ただその分説明があまり無いので、分かりにくいところもチラホラ。
そういうところはフランスっぽさかなー?という。
好き嫌いは別れるところかなと思います
でもこの装丁も美しいパンフレット↓
私が大好きな、長野まゆみ先生の小説に似ているかなー。
本来ならば“少女”で創られそうな物語を、敢えて“少年”で描く。
そのアンバランスさが美しく、華奢な世界観を生み出す感じ…。
おっ、なんだか意識高い文章になってきた気がw
フランス映画はアート寄りなので、語るとそうなりがち(なイメージ)。
そこもなんとなく苦手意識がある理由のひとつかも…。
私は皆さんに、もっと気軽にさっくりと映画に触れてほしいので!
なのでこの作品はちょっと“分かる人向け”かも。
でも興味があったらぜひぜひ!観てみて下さい
作中で印象深い、ヒトデたちのクッキーも売っておりましたー