先日行ってきました、「ダリ展」!
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じっくり観たい作品展は、1人で行くタイプです。
野水です。

9月4日まで京都でやっていたので、早く東京にー!!
と心待ちにしておりました。

絵画に特別明るいわけではない私ですが、
シュルレアリスムは大好き。
サルバドール・ダリといえば、シュルレアリスムの第一人者ですから、
日本で約10年ぶりの回顧展とあれば観に行かないわけにはいきません。
それにしても、去年のマグリット展といい、
私の好きな画家展が多くあってうれしいですキラキラ

中は見応えたっぷりで、本当に満足でした…!
私は、まさに映画『ミッドナイト・イン・パリ』に出てくる、
1920年代後半くらいからのダリ作品に惹かれていましたが、
観たことのない作品も多くドキドキさせられました。

私はエルンストやマグリットなどのシュルレアリストの描く絵に
「死」を感じることがとても多いです。
ダリもまさにそれで、「謎めいた要素のある風景」のような、
薄いブルーと黄色のグラデーションの空、
広くどこまでも続くような景色は、
死の世界のイメージに思えるのです。
もちろん見たことあるわけじゃないけれど、
死後の世界には何も無くて、
だだっ広い風景が続いていて、
顔のない人が居たり居なかったり…。
そんなイメージを持てる絵が、
ダリとエルンストにはこと多いなぁと。

ちょっと話が逸れますが、
漫画家のますむらひろし先生作
「アンダルシア姫」を子どもの時分に読んで、
「スペイン(特にアンダルシア)は死の国だ」と思ったことがあります。
子どもだったので、アンダルシア、
という地名すら初めて知ったわけですが。
向日葵が沢山咲き誇り、
カンカン照りの真昼間からバルでビールをあおるようなその世界は、
人々の愛憎が浮き彫りになり、
生命力を感じるとともに、死の影を色濃く落としていました。
「生きる」ということは、
いずれ「死」が訪れるということですから。
それ以来私にとってのスペインは、
生と死の街、という印象が強いのです。
(スペイン映画も退廃的で、
死の匂いを纏わせたものが多いなというのはさらに最近の印象)
それをとても好きだなぁと思うと同時に、
怖いと感じるのもまた事実。
好きなものと恐れるものは、もしかしたら常に対に為るものなのかもしれませんね。

ダリもまた、スペインはカタルーニャで生まれ、
カダケスの風景を愛し絵に落とし込んでいた人物。
私が感じたスペインの死の影というのを感じるのは道理なのかもと、
そう感じました。

そして物販では、ダリ展の図録、
ダリが好きだった海老とチーズを使ったおせんべい(ダリ展仕様!)、
「記憶の固執」のメガネケース、
ダリのセルフポートレートなどを購入してきました星
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メガネケースは、ダリ美術館からの直輸入だし、
セルフポートレートも輸入本!
なかなか手に入らなそうなものがあってうれしかったですキラキラ
期間中にもう1回くらい行きたいなぁ宇宙人くん