夜行列車
かつては日本中、特急から急行、普通列車まで
各地で走っていましたが
今では定期の夜行列車は「サンライズ出雲・瀬戸」のみ
あのブルートレインブームすら40年以上前と記憶の彼方
高校時代から
18きっぷやワイド周遊券を駆使してテツ旅
宿代節約と移動時間の効率化には
夜行列車は欠かせない存在でした
周遊券なら夜行急行 18きっぷなら普通列車
その中には、戦中戦後に作られた
旧型客車の列車もありました
京都から出雲市へ向かう夜行普通「山陰」
(普通列車なのに愛称があるのは、寝台車が連結されていたから)
函館発札幌行の41列車
旧型客車に揺られて一晩を過ごしました
今晩の大井川鉄道の夜行列車は そんな当時を思い出す
旧型客車の旅です
しかも牽引するのは蒸気機関車
私の記憶を更にさかのぼる
産まれる前の旅の体験です

新金谷駅前の「プラザロコ」で受付
鳥塚社長の姿も見えます

21時50分 新金谷駅発
家山駅まで 朝まで3往復します

撮影の人だかり


1往復目はお弁当を頂きながらしみじみビール
ワンボックスを1人で占有出来ます

家山で給水に向かうSL

新金谷駅に戻って来ました

夜鳴き蕎麦タイム
プラザロコで、カッブ麺のサービスです
「緑のたぬき」を頂きました
1時00分、2往復目発車
案内放送が終わると消灯です
機関車に引かれる客車列車は
ガタン!という衝撃音の後
ゆっくりゆっくり動き出します
カタンカタンとレールの響き
そのリズムに身を任せ
ボックスシートに体を折り曲げ横になります
SLに引かれる旧客列車は
銀河鉄道999か 鬼滅の刃の無限列車か
幼少期、私の実家の最寄りの路線は
普通列車は大半がこの旧客でした
徐々に新型客車(赤い50系)に置き換えられましたが
高校2年の頃まで残っていました
旧型客車は
地元の思い出の車両でもあります
昨晩からの疲れもあって
心地よく眠りに落ちていきました
夜行列車の揺れは 却って眠りをよく誘います