4月になれば彼女は | めん100

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サイモンとガーファンクルのさわやかなハーモニーにあこがれ追及して止まない、
ちょっとマニアックな二人組アコースティックユニットがお送りするライブ活動日記&その他です!

サイモンとガーファンクルと言えば紛れもなくハーモニーを奏でるデュオであることは皆さんもご承知の通りですが、数ある彼らの曲の中で、ハーモニーがないソロの曲も何曲かあります。今日はそのうちの1曲、 「4月になれば彼女は」(April Come She Will)をご紹介します。

この曲は1966年1月発売のセカンドアルバム「サウンド・オブ・サイレンス」に収められています。ポールが弾くとてもクリアーな音色のフィンガーピッキングギターの伴奏とアートの唄うややハスキーな声が見事に融合した1曲です。「彼女は僕のところにやってきて、一緒に過ごす。そして気が変わって、去ってしまう。そして亡くなって思い出になる」と言うはかない内容を4月から9月にかけての短い期間に凝縮した歌です。特筆すべきはこの詩が見事に韻を踏んでいることなんです。

April come she will
When streams are ripe and swelled with rain
May she will stay
Resting in my arms again

June she’ll change her tune
In restless walk she’ll prowl the night
July she will fly
And give no warning to her flight

August die she must
The autumn winds blow chilly and cold
September I’ll remember
A love once new has now grow old

各行の赤色同士、それと2行目と4行目の青色で韻を踏んでいます。芸術的な音の遊び要素を含むこの曲は歌っていても楽しく気持ちいもんですよ。