ご覧いただいてらっしゃる皆さま、お久しぶりです。

 

放置具合に、以前からお越しいただいている方からはきっと

 

「このブログ、終わったな…」

 

そう思われていることと思います。

 

もう色々ありすぎて、遡ることも難しいのですが。

 

とりあえず息子が幼稚園を卒園し、今春小学1年生になり…娘が4年生になっております。

 

家族の病気、介護、離婚…など、人生における危機のような状況ではありませんが。

 

子どもたちそれぞれが、それなりに大変な状況に陥っているのに母として対応するだけで、あっという間に日々が過ぎて行きました。

 

息子もかなり色々あるのですが…今日は娘の近況について書きたいと思います。

 


 

今年1月に書きかけのままになっていた記事をひとつ、アップしました。

日付は1月のまま…

 

 

3学期が迫ってきた1月中旬。

 

娘は早朝覚醒など睡眠に支障が出始めました。

 

また学校が始まる…その不安と戦っていたのだろうと思います。

 

 

 

3学期に入ってすぐ、

 

担任には絶対言いたくない

 

…と頑なな娘をスクールカウンセラー(SC)と面談させ。

 

結局担任の耳には入れたけど、該当児童への聞き取りや面談はやはり断固拒否の娘。

 

それでは該当児童へ指導ができない…担任にはそうも言われました。

 

ただコレはあたしも娘の背中を押しました。

 

娘が、キツイ仕打ちをしてくる子たちに自分が担任に話したと知られたくなかった理由。

 

それは「仕返しが怖い」ももちろんありましたが。

 

「その子たちのおうちの人(親)を悲しませたくないから」

 

というものだったからです。

自分本位ではなく、なぜか相手の親を気遣っていました。

わが子が娘を傷つけていると知ったら、その子のママたちが悲しむだろう…そう思ったようです。

 

そして、時期がもう年度末間近クラス替えで離してもらえさえすればいい

 

と思ったから。

 

学校としては、双方を正しい方向に導きたいだろうけれど。

 

被害を受けている…どちらに要因があるなしかかわらず、ツラい思いを少なからずしている娘。

 

その娘を矢面に立たせてまで、その子たちの行いを正す必要が無いというか。

こっちにしてみたら、どうでもいいんですねその子たちのことなんか。

だったら、ここで娘が担任に話したことを公にして仕返し等のリスクを負うだけムダ。

 

その子たちがどんな子に育とうが、知ったこっちゃない。

 

そう娘と決めて、担任にはある意味「何もしなくていい」と…

 

ただし新たに何かがあった時は逐一報告することを約束。

 

一番娘がツラかったのが休み時間で…

 

担任の目が無い環境になると、ひどいことを言われたりしていたようで。

そりゃ小3ともなれば小狡くもなりますよね…。

 

3学期は早々に、休み時間を保健室で過ごすことを許可してもらいました。

 

それにより、娘は少なからず「絶対に嫌なことが起こらない時間」を手に入れ。

 

中休み・昼休みを保健室で安心して過ごすことで、その後の授業へ参加するエネルギーを充電していました。

 

 

 

その後、担任+担任外(わりと上のポジション)の先生とあたし、娘での4者面談に呼ばれ。

 

ただただ

 

「もうその子たちと同じクラスにはなりたくない」

 

という、娘からの訴えを学校に伝えました。

 

そのまま、小3の3学期は綱渡り状態ではありましたが。

 

部活の朝練が楽しかったこともあり、何とかかんとか休まずに通うことができました。

 

春休みは部活は完全休み。

 

2月に行われたピアノのコンクールで地区予選を通過していたので、4月にはその本選に出場。

 

3学期中はピアノの練習にも気持ちが向かないほど、通常の状態ではなかった娘。

 

3年生を修了したことで気力が戻り、これまでで一番頑張って迎えたコンクールでした。

ただ結果は例年と変わらなかった(そんなに甘い世界じゃない)ので、初めて落胆していました。

それだけ頑張ったということ。

 


 

春休みを終え、4年生に進級。

 

新しいクラスには、前年度色々あった児童たちは誰ひとり同じクラスにはいませんでした。

 

人数が数人居たので、全員は別々にできないかも…そう言われていたのですが、完璧に学校は対応してくれました。

 

担任の先生もとても良い先生で、何の不安もなく新学年をスタートできた…

 

そう思っていました。

 

ところが、進級してちょうど1週間…微熱が出て欠席。

 

昨年も4〜5月、ちょこちょこ微熱を出して欠席していたので、ああまたかと。

3年生のその当時は単に進級して新しいクラスに慣れていないことが理由の微熱だと思っていましたが。

後から聞いたら3年生の4月から既にひとりの女児からキツイ言葉を投げかけられていたとのことで、それが理由だったようです。

 

今年は微熱での欠席はその1日だけで済んだけど、その後違う症状が出てきました。

 

「喉がつかえる感じがする」

「気持ち悪い、吐きそう」

「ごはん食べられない」

 

4年生になって2週間ほどで、2kgほど痩せてしまい。

元々細身なのに…この時はあばらが目立つレベルでした。

 

さらに、夕方〜夜になると決まって泣き出す。

 

吐き気も伴うようで(でも吐かない)

 

「ごめんなさいごめんなさい!

いやだあー、絶対やだーー!!

吐きたくない、吐きたくないよー!!!

やめてやめてーー!!」

 

…と、外から聞いたら完全に虐待されてるかのような泣き叫び方。

 

全てコレ、「吐き気」に対しての怯えと抵抗…。

 

学校では新たに嫌なことやいじめられる不安が一切無くなったのに、コレ。

 

この状態を見て、あたしは3年生での苦しみが思っていたよりも根深かったことに気づきました。

 

コレはもう、心療内科なり精神科レベルだ…そう悟りました。

 


 

その後、すぐにまたSC面談予約を取り。

前年度着任したSCだったので、今年度も変わらずで安心。

 

さらに4月〜5月GW明けくらいまでは、

 

・担任

(朝何かこちらから連絡すると必ずその日の放課後電話をくれたり、何も無くても週末には様子を報告してくれる)

 

・担任外教諭

(3年生の時に面談に加わってくれた先生が引き続き関わってくれると言ってくれた)

 

・養護教諭

(休み時間を保健室で過ごすことがあったり医療的なケアが必要な場合連携、前年度と同じ先生)

 

上記3者に状況に応じて電話して、学校での娘を見守ってもらえるようお願いする日々が続きました。

 

痩せてしまったこともあり、小児科も受診。

 

尿検査とかもしたけれど、内科的な異常は見受けられない…精神的なものでは?という見解。

 

それでも信頼しているかかりつけの先生は、精神的なお守りの意味合いも兼ねてトローチ(吐き気がした時用)を処方してくれたり。

 

吐き気止めの坐薬を処方してくれて、娘が自分の状態に応じて使うことができるようにしてくれました。

 

加えて、息子が通う児童精神科の心理士さんにも相談。

 

現在、新患受付は停止している病院なのですが、藁をもすがる思いで連絡しました。

 

診察はダメでも、心理士さんの面談ならば患者で無くとも受けられるとのことだったから。

 

すると後日、患者のきょうだいということで診察予約をさせてくれるとの一報が。

特別扱い、と言うよりは患者(息子)ときょうだいという関わり上、きょうだい児にも医療的対応が必要なケースもあり…

(息子のことで多大なストレスを抱えている…とかね)

また、息子は現状発達障害の診断を受けてはいないけれど、遺伝的にきょうだい児にも何かある可能性もあるし。

 

予約はしばらく先だけど、その間必要があれば心理士面談は利用できるとのことで。

 

とりあえず診察前の聞き取りを兼ねて、一度面談に行き。

 

娘は自分の状態を的確な言葉でしっかり伝えることができました。

 

心理士さんからは、

 

・SC

学校でのことが要因なので、学校からの報告が必要

 

・小児科医

内科的な所見、体重減少などの見守りとケアについて

 

この2箇所から児童精神科へ、紹介状のようなものを用意して欲しいと言われました。

 

そして現在は、再度心理士さんとお話したい、と言うので面談予約をしており。

 

もうしばらくは、騙し騙し診察の日を待つしかない状況です。

 

 


 

現状、娘は体重が減ってしまわない程度には食べられており。

126cmくらいで22kg台。

 

3年生の頃は、ひとりでとぼとぼ下校することが大半だったけれど。

 

1〜2年生の頃同じクラスだった、近所の男の子とまた同じクラスになったことから2人で下校することが増えました。

娘が2年生の時に、初めてバレンタインのチョコをあげた子。

 

娘から誘って、と言うよりは娘が先に歩いていればその子が追いかけてきてくれて、一緒に帰ってくるらしく。

 

きっと向こうも娘と話すのが楽しくて、仲良くしてくれているのだと思うので…

 

1年間あの寂しそうな姿を見てきたので、今の状況は親として涙が出そうなくらい嬉しいです。

 

それ以外にも、参観日では久々に明るく挙手をして授業に参加する姿も見られるようになりました。

2年まではそういう子だったのに、3年生の時は人が変わったように暗く、挙手もしなくなっていました。

 

間違いなく、3年生の時より置かれている環境は良い。

 

だけど、それとは別に身体症状、精神的な症状が出てしまっている…そんな状態。

 

今でも日によって、食べられなかったり夕方に泣き叫ぶことは続いていますし。

 

とにかく心に不安が生じた時に、大きく崩れる…そういう傾向がわかってきました。

 

それでも毎日学校には行けているし、休日の部活の練習も楽しいと言います。

 

もう…とにかく焦らず、無理させず。

 

これ以上悪化させない、長い目で見る…ただそれだけ。

若い頃自分も少し精神的に病んだことがあるので、理解はある方だと思っています。

 

娘もここまでになって、今は精神科に通院することに抵抗は感じていません。

 

せっかくなので、思春期を迎える前に医療と繋がっておくことは悪くないだろうしね。

 

 

 

なお。

 

コレが「いじめ」であったかそうではなかったか…

 

具体的に線引きする必要もないとは思うのですが。

 

あたし個人としては、「いじめ」ではない…と思っています。

 

嫌な思いをたくさんしたみたいだし、現に娘がこんな状態になっているのですが。

 

ただ、ひとつひとつが小さな出来事だったり、言った相手も自分の発言を覚えていないレベルなんですよね、多分。

 

娘は背も小さく、ちょっとおっちょこちょいキャラだったりする子なので…バカにされやすいというか。

 

元々はその程度だったのが、ひとりの意地悪な子と仲良くなった子たちが便乗して、その子たちも娘にキツく当たるようになっていった…

 

それがある程度の期間積み重なったり、複数の人間からのことに発展していってしまったことで傷が深くなったのだろうし。

 

また、受ける側の精神状態によっては十分にいじめレベルのダメージを受けるんだということなんですよね。

 

娘の場合、軽めの無視とか刺さる言葉を投げつけてくる、同性の子どもたちからのダメージに加えて、学習面で男子(ごく少数の子)から

 

「おまえこんなのもわかんねーの!?バーカバーカ」

 

…など、程度の低い暴言を受けたことで自分に自信を失くしてしまい。

 

1日のうち長い時間、居心地の悪いクラスで過ごし続けたことが蓄積してしまったのだと思います。

 

あと、心理士さんがおっしゃっていたのですが

 

「普通、このぐらい(9〜10歳)にもなれば、言っていい言葉とそうではない言葉の区別がつくし、そういった『言葉の暴力』みたいな嫌がらせは減っていく(別な嫌がらせに移行)はずなんですが、最近は違います。

YouTuberの影響、それも自分たちと同じ子どもから発信されるものでそこで酷い言葉を見聞きしたりしていると、麻痺しちゃうと言うか。

そういう言葉を発することに抵抗が無くなっているというか、以前だったらもう落ち着いているだろう年齢になってもこういったトラブルっていうのが収まらない、そういう傾向が全国的にあるようです」

 

TV番組であれば、放送時間帯によってある程度制限されているような内容でも、YouTube等ではそうではないし…

 

一概にそれが原因だ、とまでは言い切れないけれど原因のひとつとしてはある…ということなんだそうです。

 

 

 

辛い経験ではあったけれど…これからの人生を強く生きる糧にしてくれたらいいなと思うし。

 

必要があれば手を差し伸べてくれる人がいる、相談できる人がいるのだということ。

 

それを忘れず生きて欲しいですし。

 

いつか、今度は娘が誰かを支えてやれる日が来たらいいなと…心から思います。

 

多少なりとも病んだ経験があるから、今親としてあたしが娘を支えてやれているのだと思うから…

 

また状況が変わったら、記録がてら書かせて頂こうと思います。

読んで下さった方、ありがとうございます!