2020年の暮れに行った、幼児教育相談の内容記録記事です。
年内に記事にできなかった…。
幼稚園で担任から「一斉指示が通らない」と指摘された息子(3歳3ヶ月)。
メインの問題点は以下。
※降園準備もなかなか進まない日があるようですが…。
登園してすぐ、幼稚園リュックの中身を自分のロッカー等定位置に置いた後、みんなで朝の会…
みたいな場面で、息子は一向にやろうとせずただ立っていたりするらしい
外遊びやホール遊び等をおしまいにして園内(もしくは保育室)に戻りましょう、という場面。
最後のひとりになろうが先生に置いて行かれようが動じず、黙々と自分のやりたいことを貫いているらしい
(そのため次の予定に移れず、3人いる先生のうち1人が息子にかかりっきりになってしまう模様)
…その他とにかく、「みんなでコレをやりましょう」みたいな場面で言うことを聞かず。
色々滞ってしまったり、担任も打つ手ナシと言った感じで電話してきたことを受け。
市の「幼児教育相談」に、冬休みを迎えた娘も含め一家で行ってきました…。
しかもクリスマスイブに(笑)
(10月予約でも最短が12月末だったのです…)
★担任からの詳しい指摘内容については以下。
12月の担任との電話懇談の結果。
指摘された10月以降何も変わっていないことがわかり。
居ても立っても居られなくなったあたし。
この、なかなか予約が取れない「幼児教育相談」を、より掘り下げた内容にすべく。
随時受け付けてくれる「電話相談」を事前にしました。
電話に出られる方は、当日幼児教育相談を担当する相談員の先生なので話が早いです。
伝えた内容は以下。
その上で、後日行う幼児教育相談までに担任からどんな点をヒアリングしておけば良いか?
…ということを尋ねました。
娘が年少の時にも、この幼児教育相談を利用していますが。
当時は家での問題と園での問題が同じ部分が多く。
あたしたち親が自分の目で見て問題だと思うことがあったので、相談しやすかったのですが。
今回はほぼ100%幼稚園での問題なので、担任の話がいちばん大事になるからです。
切羽詰まったあたしの様子が伝わったのか、わかりませんが。
「ご希望があれば、私(相談員の先生)が幼稚園に息子さんの様子を見に行くこともできますし。
まずは担任の先生に、私が直接お電話して様子を訊いてみましょうか」
恐らく担任も、直接あたしに息子がどれだけひどいかを遠慮しながら伝えるより。
相談員の先生の方が包み隠さず言いやすいだろう。
そう思って、お願いすることにしました。
幼稚園に見に行くのは、さすがに年内は難しいとのことで。
冬休み明けにでも…と言っていただきました。
その上で、冬休み直前に再度担任に電話。
元々「教育相談に行く前に一度様子を訊きにお電話します」と言っていたので。
結果「前回お話した時とほぼ変わりません」…とのこと。
ただ、恐らく電話懇談をした当日か翌日?
夫もあたしも結構息子を叱ったんですよね(園でのことだけではなく)。
そのせいか「(懇談の後)1日だけ、ものすごいきちんとやっていた日がありました」と…。
1日だけかい!
ってか、きちんとやれるんじゃん!!
…とまあ、言いたいことはありましたがそこは抑えて。
幼児教育相談の先生から、担任に電話もしていただいたようで。
もう担任も「言いたいことは(相談員の先生に)全て言いました」という感じで言葉少なく…。
なので、もうそれ以上追求せず謝罪の言葉だけ伝えて、電話は短く終えました。
ただ今回も「私たち教諭が日々、何かこうした方がいいという指摘があれば教えてください」と言っていて。
恐らく相談員の先生は、直接幼稚園教諭にアドバイスをすることはないんだろうなと推測…。
(相談員の先生は市の先生で、息子の幼稚園は私立だしね)
担任も、親に聞かせるにはまずいようなレベルの内容(=実情)を伝えたのかな、と。
何かちょっとよそよそしくなった担任の態度に、あたしは暗い気持ちに…。
どれだけひどい息子の様子を聞かされるんだろう。
そんな憂鬱な気持ちで、当日を迎えました。
そのせい、とは言わないけど全然クリスマスモードになれませんでした…。
その前に、療育を考えた経緯を補足。
息子のクラスは、年度初めは定員以下の入園数でスタートしていますが。
満3歳を迎えた子、夏休み明けから…等、入園のタイミングは各自で選べる状況でした。
で、息子のクラスの中にたまたま娘が以前同じクラスだった子のきょうだいの子が居て。
昨年度、参観日等でその子のママさんと会った時に訊いたら
「送り迎えも大変だし、3歳になってから入園させる」と言っていました。
3歳になったら園バスに乗れるので…。
で、今年に入ってずっと会う機会が無かったところ、運動会でやっとお会いできて。
その時に、もう3歳になったはずなのにまだ入園していなかったのでどうしたのか訊いたのですが。
「園長先生と面談して、『まだ入園させられない』って言われたんです…」
よくよく聞くと、黙って椅子に一定時間座っていられないとか、何か集団生活に合わない要素があったらしくて。
それで、もう少し成長してから再度面談して、園側の条件がクリアできれば入園…という話になったんだそう。
その後結果的に、無事入園できたらしいのですが…。
ある日息子がその子の名前を口にしたので、「〇〇ちゃん、幼稚園に来てるの!?」と訊いたところ、入園したようです。
この幼稚園は、発達の遅れがある子が居るのは困る…というスタンスなんだな、と思った出来事となり。
でもその子の様子を聞く限り、ウチの息子の方がよっぽどひどい気がするんですけどね…。
集団生活に全く対応できてないもの…。
実際、園のHP等でも発達の遅れが見られる子については「ご相談ください」となっており。
特にサポート担当の教諭を配置しているとか、そういうことは無さそう…。
で…ウチの息子、今のままじゃ年少に進級できないんじゃ?
このままでは、年度末に見限られるんじゃないかと不安になった部分もあり。
療育先を探しておいてもいいかも、と思ったのでありました。
今さら他の幼稚園を探すのも難しいだろうしね…。
当日は、夫も会社を抜けて現地で合流。
ウチの子たちの幼稚園(私立)はもう冬休みでしたが伺った市立幼稚園は、市立ゆえか小学校と同じスケジュールらしく、まだ通常保育期間でした。
午後だったので、預かり保育っぽい園児しかいませんでしたが…。
息子が娘とおもちゃで遊ぶ様子を、あたしたちと話をしながらも観察している相談員の先生。
相談の中では、担任が息子についてどう言っていたか、ということには触れられず。
すごい気になるのに!
しばらく様子を見た後、おもむろに息子のところへ行く先生。
先生「こんにちは。(おもちゃで遊ぶのが)上手だねえ。お名前教えてくれるかな?」
息子「…〇〇(下の名前を略さず)」
先生「〇〇くんって言うんだね。お名前上手に言えるんだねー」
息子「うん (結構小声 笑)」
先生から声をかけられてすぐ、持っていたおもちゃに視線を落とした息子。
終始先生の方を見ることなく話す様子に、あたしはヒヤヒヤしました…。
ただコレは、元々の息子らしいと言えばらしい状態で。
人見知りで泣いたりしたことはないけれど、すぐに心を開くタイプでもないんですよね。
「このひとはだれだろう」って、警戒しつつもかけられた言葉に対してはきちんと答える(でも人の顔は見ない)…というか。
もしかして、
「息子が言うことを聞かないからよその幼稚園の先生に相談に行くんだよ」
…ってつい言ってしまったからかな…とか、色々考えてしまったりも。
要は相談員の先生=息子に対し苦言を呈する人物なんじゃないか、って警戒したのかも知れません。
その後、先生は他にも息子に話しかけていましたが。
すぐ娘が会話に加わってしまい、やりとりは止まってしまいました。
娘は誰にでも身内のおじさんに話しかけるように話しかけちゃうタイプ…。
トータル1時間程度、お話させていただきましたが。
結論としては…「様子見」。
ただ、どちらかと言うと「問題ないのでは」という方向寄りの現状維持…といったところ。
相談員の先生から言われたことは
「まだ3歳。本当ならまだ家でお母さんと過ごしているはずの時期。
よくやっていると思いますよ」
「指示が『理解できない』んじゃない、恐らく理解していると思います。
何でも分かっているからこそ、その指示の先にあることがもしかしたら気乗りしない…とか、ちょっとめんどくさいな…みたいな。
そういう何かマイナスな理由で、次の行動に動こうとしないのかも知れません」
唯一、スムーズに指示を聞くのがお絵かきや工作等の制作の時間らしく。
「それは恐らく本人が好きだったり、やりたいことだからスムーズなのだろう」と。
先生が仰るには息子は「年齢にしては能力や理解力は高い方」とのことで。
どのへんを見てそうお話されたのかはわかりませんが。
あたし自身も、比較対象が娘しか居ないけれど息子の何かに対して「発達が遅れている」と感じたことはありません。
(パズルがどうしようもなくヘタクソなことくらい 笑)
それゆえに自分はこうしたい、ということをすごくハッキリ持っていて。
加えて、性格的に若干マイペース(良くも悪くも)…。
…確かに、ピアノ教室でもある程度慣れた&レッスンのパターンを理解していて。
リトミック的な内容もあるので、例えばボール遊びとか色のついたマット上で音に合わせてジャンプ!とか。
カスタネットやウッドブロック、シロフォンにバスドラム…等、色々行われるレッスンのレパートリーを覚えています。
それゆえ、先生が「次はコレやろうか」と言うことに対し。
「ううん、やらない。こっちやりたい」と言ったりするんですよね…。
先生がそんな息子に合わせて下さるので、レッスンはスムーズですが。
見ているこっちは腹立つやら、先生に失礼で申し訳なくなるやら…です。
あと、担任が
「複数の指示を処理しきれていない感じを受ける」と言ったことも気になっていて。
家でも、わざと複数の指示を出してみたりして試しましたがきちんと理解していて、スムーズじゃないにせよ全てやってくれていて。
なので、この担任の指摘はちょっとショックでした…。
そこで指示を口頭ではなく、絵のついたカードで示す…ということをやってみたとのことだったんですが。
特に効き目は無かった…とお話された旨をお伝えすると。
その話をしたら、
「そうでしょう?何でも分かっているんですよ」と。
だったらなおさら先生の指示を聞いてほしい…!(泣)
なので、あたしが心配していたような「発達の遅れ」ではなく。
むしろその逆(発達が進んでいるゆえ)ではないか?と言うお話でした…。
でも…毎日のように指示を聞けない、というのはやはり問題ではないかと言いましたが…。
その「毎日」という部分が引っかかり…何かしらの発達に問題があるのではないかと思ったのです。
先生からは、
「幼稚園や学校では『秩序を守れる』ことが大事にされている側面がどうしてもあって。
なので息子さんみたいな子は、先生にとっては『困った存在』になってしまうことがある。
でも『こうしたい』という意思を持っていること、それを貫けることは悪いことではないんですよ」…と。
そんなニュアンスのお話をされました。
だけどやっぱり、先生たちが困っている以上どうにか改善して欲しい…!
というようなことを伝えましたが。
「幼稚園でのことは、幼稚園の先生に任せましょう」と。
家庭ではガタガタ幼稚園でのことは言わず、息子にとっての「居場所」に徹する…と。
担任からも
「私たちにもできる何か良い方法があったら教えて欲しい」と言われたことを伝えると。
それも「じゃあ僕が直接、担任に伝えます」…ということになり。
さらに年明け、今の年々少クラスにいるうちに一度、息子の様子を見に園へ行っていただけることになりました。
とりあえず…今あたしたちにできることはここまで。
まずは相談員の先生に、息子の様子を見ていただいてから再度相談に伺う予定。
あとは冬休み明けの息子の成長に期待するところと。
彼の居場所である、家庭でのびのび過ごさせてやることだけ…ですね。
もう少し、もう少し成長してくれたら。
自分が「やりたい」だけではダメなんだ…ということを理解してくれるんじゃないかなと思っています。
決して「出来が良い」わけではないのだろうけれど、こちらが教えたことはきちんと覚えてくれる。
教えたことを後日、きちんと「これはこうだよね!」と、こちらに分かっているよと伝えてくれる。
そんな喜びをこちらに与えてくれる息子。
それだけに、どうにか先生たちの手を煩わせずに過ごして欲しいと祈るのみです…。