新しい職場に勤務し始めてから、ちょうど十日。今日明日と初めての連休である。
今、わたしは警備員として働いているのだが、勤務時間は朝の6時半から、翌朝6時半までの24時間だ。
24時間勤務といっても、もちろん働きづめではない。仮眠を含めた休憩時間がおよそ8時間あるので、実働16時間。つまり、一勤務で二日分働くということになる。
とはいっても、警備員の仕事は繁忙に波があり、暇な時間はただ座っている(座哨と呼ぶ)だけなので、拘束時間は長いが、特別体力的にきついわけではない。
それでも、慣れない職場の緊張もあり、この十日間で疲れはかなり蓄積されていたようだ。今日は久しぶりにジムに行ったのだが、ジムから帰って昼食を取ったら眠くなり、横になって気がついたら夜の8時を回っていた。
これでもっと職場に慣れれば、身体も楽になっていくだろうが、まだしばらくこの状態は続くだろう。
しかし、今までは閉ざされた環境で働いていたので、特定の人としか関わらなかったのだが、いまは工場の守衛所で働いているので、いろんな人と接する機会が多い。
それで思うのが、皆それぞれ、様々な仕事で頑張っているのだな・・・ということ。
わたしは今まで「キャリアを積む」という意識がなかったため、誰にでもできるような簡単な仕事ばかりしてきた。つまり、熟練するまでに数年を要するような、難しい仕事をしたことがないのである。
だから、技術者にせよ職人にせよ、そういった仕事をしている人たちが眩しく見える。凄いなと思うし、羨ましくも思える。
そして、自分の人生を振り返ると、残念な思いが湧いたりもするのである。
やはり、若さというものは貴重なものだ。50歳を過ぎて、わたしはそのことを痛感している。
キャリアを形成するのに、50という年齢では遅すぎるのだ。そういった意味で、わたしにはもう、新しい分野にチャレンジするという選択肢は残されていない。
とにかく、現状に満足しながら、一日も長く健康体で働けるように頑張っていくしかないのである。
