500人の限界集落で造られる獺祭? | 学びながら呑みログ

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呑みネタ 2014年5月15日 500人の限界集落で造られる獺祭?

この35年間で、日本酒の消費は1/3に減った。その苦境に、旭酒造の「獺祭」は、20年間で売上500%。国内だけではなく、国外でも成功をおさめている。

旭酒造は山口県と広島県の県境の小さな集落・獺越にある。人口はわずかに500人。季節雇用も含めて80人が、ここで働いている。

旭酒造の売上の半分は国外、国内も東京などの都市圏。販売を考えると、山口県の山奥は不利だ。

「単純に経済合理性からいけば、利便性の高い工業団地に蔵をつくるほうがいいでしょう。皆さんからも同じように指摘されます。ただ、その結果が現在の東京一極集中なのだと思います。でも、それは日本のためにはならない。大げさにいえば、本社機能も含めて地方都市にあることが大切だと考えているんです」

「戦後、地方は東京の手足として従順に作業することだけが求められた。その結果が現在の地方都市の姿です。地方自治体も大企業誘致や国の補助金頼み。それは地方にとって、いいことではありません」

地域活性に次世代の育成は欠かせない。旭酒造は2014年に地元高卒6人を採用。

「採用もできるだけ地元の人を、と考えています。若いうちに親元から通って経済的な基盤をつくり、東京や海外で通用する人材になってほしいですね。東京の大学を出て外資系企業でマーケティングを担当した人を採用するといった、人員計画は考えていません」

http://suumo.jp/journal/2014/05/08/62435/?vos=nsuusbsp20111206001

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「獺祭」は、あまり好きではないが、こういった姿勢はすばらしい。

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