サントリーの「やってみなはれ」は? | 学びながら呑みログ

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呑みネタ 2014年4月30日 サントリーの「やってみなはれ」は?


サントリーの創業者・鳥井信治郎は、1899年に日本で初めて本格的洋酒の製造販売を行った。その後に「赤玉ポートワイン」や「トリス」をヒットさせた。

その次男で次代社長・佐治敬三は、父親に「ビールをやりたい」と申し出る。苦戦はわかっていたが、「やってみなはれ」とゴーサイン。1963年にビールを始めたが、やはり苦戦となった。

「浮ついた考えで『ちょっと挑戦したい』という感じじゃない。本当に執念を持って事業を成功させるという気持ちが大事。大変な部分を乗り越えて『やってみなはれ』は成立する」

ウィスキーの製造技術力で、2008年に「プレミアムモルツ」を発売。46年目にしてヒットとなる。プレミアムビールのシェアの60%となるこの商品で、サッポロビールを抜いて業界3位となった。

「守りに入ってやらないというのは、表現は悪いが『悪』で、なさざるのは罪だ、とにかく挑戦しろと。それは、新入社員からベテランまで染み込んでますので、一丸となって会社が動く原動力になっていますね」

サントリーは商品開発に力を入れて、ウーロン茶や発泡酒を初めて作った。最近のハイボール・ブーム、「伊右衛門」「オランジーナ」「ふんわり鏡月」などのヒットもある。

さらに自然交配でできない青いバラを、遺伝子技術で開発。14年を費やした。

「何も成果がなかった2年間は苦しかったですが、経営判断で『やめろ』という話はなかった。サントリーだけができるオリジナルなことをやりたいという思いがあったのだと思います」

そういうイノベーションに挑めたのは、非上場のオーナー企業経営ということもあった。ただしそれだけでなく、「やってみなはれ」という関西弁の裏に、実は「挑戦しないのは罪」「成功するまで諦めまへんで」という粘り強い執念が企業精神として根づいている。

http://careerconnection.jp/biz/tvwatch/content_1395.html
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成功例だけを挙げてもなんともいえないが、伝統や規模に甘えてたサッポロを越えたことは賞賛。それもビールで。

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