
呑みネタ 2014年2月23日 「〆張鶴」はなぜ儲かるのか?
「〆張鶴」は問屋を通さないで、酒屋、小売店や消費者に直接販売。そのため利幅が大きい。大手のメーカーは問屋を通すので売上は多いが、利益は少ない。どんなに売れても、問屋ががんばっても利幅は変わらない。
戦後、地方の酒蔵から酒を運ぶとき、それぞれの酒屋が運ぶわけにはいかない。また、酒蔵がそれぞれの酒屋に運ぶわけにはいかない。つまり問屋がまとめて酒を運んでいた。当時の正しいビジネスモデルであった。酒蔵は良い酒を作れば、問屋ががんばって売ってくれた。だが、高度経済成長が終わって、すべてが成熟化市場の現在。こうした大量生産、大量販売は通じなくなった。マスマーケティングの時代は終わった。
さらにネットや、宅配便のような小口物流のインフラが整ってきた。
例えば農産物は、昔は農協を通してきたが、今は直接農家が売っている。減農薬栽培や有機農法にこだわって、大量生産、大量販売を脱したビジネスモデルを築いた。
日本酒も、基本は小量生産。農作物と変わらない。酒も、新しいビジネスモデルを築いたところに、大きなビジネスチャンスがやってくる。
>まずは旨い酒を造る。つぎに「旨い酒」以外の宣伝文句を考える。HP以外の宣伝方法を考える。あとは…。興味のある酒蔵は連絡ください(笑)。そう考えると旭酒造や九州の酒蔵はなるほどと思う。でわ。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20140217/384122/