酒米「雄町」の力を味わえ! | 学びながら呑みログ

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酒呑み比べ 広島・藤井酒造

藤井酒造という名の酒蔵は鳥取、福島などにもあるが、今回の紹介は広島の藤井酒造。

1863年創業。150年前から純米酒にこだわり、米不足の戦中も純米酒を作り続けて現在に至る。創業以来から作り続けてきた「龍勢」と、「宝寿」いう銘柄を持つ。「龍勢」は1907年開催の第1回全国清酒品評会で第1位受賞の銘酒だ。

最近の酒蔵は酒米にこだわっている。藤井酒造も最上の山田錦以外に、山田錦の親種である岡山の雄町、広島の八反錦を使っている。雄町は磨いても米の旨味たっぷり、ふっくらした味わいを楽しめる
日本酒好きむけ。逆に八反錦は吟醸香の高い、澄んだ味わいの今風の日本酒を楽しめる。

「裏・龍勢」は、力の強い、腰のある、日本酒らしい日本酒。ぜひ。

呑み比べた3本
・龍勢 雄町無濾過生原酒・純米酒
 Alc:16・酒度:+6・精米歩合:65%(雄町)
・裏・龍勢 特詰・純米原酒
 Alc:18・酒度:+3・精米歩合:65%(雄町)
・涼風夏生・特別純米生酒
 Alc:16.5・酒度:+5・精米歩合:65%(八反錦)