さて、「銀座・新橋界隈の飲食店情報宜しく!」と言うリクエストも無視してしばらく仕事がらみのネタばかりだったので、今日は取って置きのネタを一つ。

大松屋「欅」である。

ご存知の方もいるかとは思うが、大松屋は他に銀座に本店と「蔵」があり、他の2店はソニー通り沿いにあるのに対し、こちらは西五番街沿いにある。

エレベータで7階まで上がると、急にそこだけ山形の田舎にでも来たような錯覚に陥るような、古びた感じの内装で、「どこで見つけてきたんだろう?」と思うアンティークがあちこちにおいてある。

ここも他の2店と同じく、炭火焼+乱切り蕎麦のコースが定番商品。
12品の「竹やぶコース」(3,800円)をなぜかいつも頼んでしまう。軍鶏が特に旨い。

飲み物は凍らせた竹筒に入った冷酒を頼もう。これはすいすい行けるが、調子に乗ってのみ過ぎないように気をつけよう。

ここがなぜ、取って置きか、というと実はここはいつもすいているからである。だから、「ちょっと静かに話がしたい、しかし今日はどこも席が取れない」、と言うときには使える店である。

因みに呑む量にもよるが「竹やぶ」コース+酒で二人で1万5,000円程度。
難しい話が続いたのでどうでもいいことをひとつ・・・

この所、「バイアウト」だ「再生」だと、人が生活かけて働いている会社をよりによって「家」に例えたりするものだから、この数日間、私のブログについている

広告はなぜか不動産や住宅建築にかかわるものが多くなってしまった。

何日間か更新をサボってしまったが、今日から夏休みなので、日中からブログいじってます。

さて、前回の続きです。「バイアウト」とよくセットで議論される「レバレッジ」ですが、これこそが、投資家の考える、利回りを上げるための細工の一つです。

例の家の例えで考えましょう。時価3,000万円の家があったとしましょう。この家からは毎年500万円の家賃収入があったとしましょう。(時価3,000万円の家で年500万円の家賃収入はまず無理です。あくまでも例えですので・・・)

この家を現金1,500万円と銀行ローン1,500万円で買ったとしましょう。話をわかりやすくするために税金やら金利やら管理コストはとりあえず無視しましょう。その場合、家賃収入で3年で借入金が全額返せることになります。

さて、3年後にこの家が買った値段と同じ、3,000万円で売れたとしたとき、投資家はいくら設けたことになるでしょうか?

そうです、この場合、家の価値は全く上がっていないのにローンを返しただけで投資家は投下した金額の2倍の回収をしたことになるわけです。

この、ローンを活用した投資手法を業界では「レバレッジ」と言い、レバレッジを活用したバイアウトのことを「レバレッジド・バイアウト」(LBO)と読んでいるわけです。

「レバレッジ」とは直訳で「梃子」です。少ない金額で大きな買い物をする、まさしく梃子の原理ですね。

実際にはここまで簡単にはいきません。そもそも家賃収入が毎年500万円も稼げる物件は3,000万円で買えません。私も含めた同業者たちは家賃収入を上げる工夫をしたり、管理コストを下げたり、あるいは家の価値を上げる工夫をしたりして目標の利回りを上げるように努力しているわけです。

しかしながら、このレバレッジの活用が利回りを高める重要な要素になっていることもお分かりいただけたかと思います。


皆様のご意見・ご感想は大歓迎いたします。
さて、シリーズ3回目として、今回は「バイアウト」に関して話題を絞ろうと思う。前回・前々回の家の例えで言うとこういうことになるか。

家を複数持っている大地主がいたとしよう。どういうわけか、この地主さんが持っている家の内、1軒だけ気に入らない家がある。このため、管理人も冷遇されて今ひとつやる気が起こらず、管理も行き届かないので、少々荒れ気味である。当然、高い家賃で貸すことはできない。

実際の会社でもこういう事例はある。所謂「ノンコア事業」という奴である。こういう場合、そのノンコア事業の社長或いは部門長に実は能力があるが、親会社からの「ヒト・モノ・カネ」の投下が足りていないために本来達成すべき業績が達成できていないケースが多々ある。

そこで、家の例えに戻ろう。ある、投資家がその家を見て、「あの家の管理人はみんなが思っているよりしっかりしている。ちゃんと給料を上げればきっとやる気を出してくれるに違いない。そしてしっかりと独立採算でかけるべきお金をかければもっと高い賃料が稼げる貸家になるに違いない」と思ったとしよう。

言うまでもなく、この家の管理人に当たるヒトが会社の社長である。この社長と一緒になって親会社から独立するのが、所謂「マネジメント・バイアウト」(MBO)と呼ばれるものである。

ところでこのMBO、たいていの場合、もう一ひねりある。「レバレッジ」と呼ばれるものである。これについてはまた、次回。

MBOの考え方について、詳しいのがこちら。ご興味のある方は一読を。


George P. Baker, George David Smith
The New Financial Capitalists: Kohlberg Kravis Roberts and the Creation of Corporate Value
さて、「難しい話」は一休みして、今日はドラマのDVDの紹介です。
ハゲタカ DVD-BOX

¥9,200
Amazon.co.jp

今年の2月~3月にNHKでやったドラマ「ハゲタカ」のDVDが出ました。また、再放送をNHK総合テレビで8月19日から6夜連続やるそうですので、見逃した方は是非、見てください。

そのうち、このブログの中で「ここのシーンはありえないよなー」的なネタを少し入れようと思います。
前回の続きです。話をわかりやすくするために多少、正確さを犠牲にしている部分があるので、専門家の方、少々ご勘弁を。
さて、こういう状況を想像して頂きたい。あなたは家を買ってそれを管理人に管理を任せつつ、それを少しでも高く売ることによって儲けよう、としている。

ここに一軒の家があります。その場合、上記の前提で考えた場合、儲け方は何通りかあります。どれが正解、というのはありません。人によって得意・不得意があります。実は「儲ける」という事のみを考えるのであれば正解はケース・バイ・ケース、といえましょう。

①いわゆる「ハゲタカ」タイプ
このタイプは家を見て、「あの家の壁に掛かった絵はいくらで売れる。そして家具はいくらだ。さらに庭の植木もばら売りしたあとで家を取り壊して更地にするとこれがいくらで売れる。総合計で○○円で、これが売れるまでにかかる時間が△ヶ月だから利回りX%を出すために□円で買えばよい」という発想をする。この資産価値をばら売りしたときの価値を専門用語で「清算価値」と言います。世間でよく言われる「ハゲタカ」と呼ばれる投資家はこの発想です。

②いわゆる「アクティビスト」タイプ
このタイプは①とは少し違います。彼らはこっそりと家のオーナー(会社の場合、家と違って一人であることはまずない)から持ち分を買い取った後、管理人に対して「この家にあの絵が掛かっているのは不釣り合いだ。高値で売れるからそれを売って現金化してオーナーに還元しなさい」とやるのが所謂「アクティビスト」と呼ばれる人たちである。村上ファンドやスティールパートナーズはこの分類と言えるでしょう。

③「ベンチャー」タイプ
彼らの仕事は①でも②でもなく、わかりやすく言えば、建築・分譲を仕事にしている人たちと言えます。山林を切り開く所からなのか、あるいは造成後の宅地に建物を建てるのか、様々なステージを得意としている投資家が居ます。

④「再生」タイプ
このタイプは「この家は今、雨漏りや壁の一部が壊れたりして問題を抱えているために××円の価値しかないが、屋根を葺き替えて壁の補修をすれば高く売れる。さらに言えば、これまで管理人がしっかりしていなかったからここまでひどくなったが、管理人を変えればよくなるに違いない」と言って買ったあとにあれこれと手を加えるのが「再生」タイプです。

⑤「バイアウト」タイプ
このタイプは「この家なら価値の80%まではローンが付く。管理人もしっかりしているし、多分3年程度でローンは返せるのではないか。3年後に今、買った値段から値上がりしなくとも投資したお金は5倍になって返ってくるぞ」という人たちです。

やっぱりわかりづらいですか?

続きは次回、、、と言っても間にグルメネタを入れるかも知れません。
今回、読者の方から「M&Aやってるんですか?」という質問があったので、そっち方向のネタです。

実は、仕事を離れていろいろな方に会って話をする機会が多い。初対面の方だと大抵、こういうやり取りになる:

<先方>
どういう仕事をされてるんですか?

<当方>
企業投資のファンドにいます

<先方>
村上ファンドとはどう違うんですか?

<当方>
・・・・・・

いや、実は一生懸命にどういう仕事で、どう違うのか、説明して、先方も「うんうん」と頷いてくれるのだが、多くの場合、先方のブログで

「なにやら難しいことやってる会社の人と話をした」

とネタにされるのがオチである。

ということで、今日は「なにやら難しいこと」を少しでも皆さんに理解していただくべく、シリーズで書こうと思う。

まず、「バイアウト」と言ってわかる人は多分、人口のせいぜい20%くらいではなかろうか?

私が良く使う例えは、
普通の人が家を買うように、我々は会社に投資をします。

実は、このたとえ、結構気に入っている。他人には非常に説明しやすいからである。

我々の仕事は、
1)買った家を
2)買った価格よりも高い値段で
3)売ることを目的に
4)家を買い、
5)そしてその家の手入れをする、

ということである。その意味においては一時期世間を騒がせた村上ファンドや、ブルドッグの一件ですっかりお馴染みになったスティールパートナーズと変わる所はない。

続きはまた、

うーん、やっぱりグルメネタのほうが書いてて楽だ(ため息)
昨日、グルメGyaoのレビューを書いたとたんに、このブログからグルメGyaoの
テキスト広告がなくなった。。。。
本来ならばキーワードで引っかかって表示されるはずなのだが、気のせいだろうか?
さて、久しぶりのグルメ・サイトのレビューである。
今日、ご紹介するのはぐるめGyaoである。
なぜ、このサイトをこのタイミングで取り上げたかと言うと、それはこのブログによく広告が張り付いているからである。

これについての第一印象はとにかく、お金がかかっていること。Flashの画像はふんだんに使っているし、店の写真の点数も多い。
そして何と言っても女子大生をモデルに使った取材に相当力を入れているのがわかる。

と言ってもねえ、、、

別にその店に行くと、そのモデルの子がいる、と言うわけでも常連さんにそのモデルがいるわけでもないんでしょう?

さて、このさいとが見落としている大きな点がある。私の会社でもそうなのだが、会社によってはセキュリティ上の問題からFlashを含む余計なソフトのダウロードを禁止しているところがある。そのようなオフィスでは、当サイトはさっぱり何のことやわからない。

そして、仮にFlashの動画が見れたとしても、忙しいサラリーマンは動画やゆっくりと動く料理の写真を見て、うっとりしている暇はないのだ。。。(いや、仕事中のOLだってそうに違いない)

正直なところ、このサイト、フルカラーのムックを読む感覚で見るには楽しいのだが、少なくともオフィスで「ああでもない、こうでもない」と考えながら店を探す様子が目に浮かばないのである。

使い方としては有閑マダムが家でゆったりとした気分で使う、と言ったところか?
仕事場並びに勤務時間の都合上、銀座・新橋近辺で一人で入れる店は結構重宝する。
さすがに平日の夜、全てをマクドナルドと吉野家のローテーションで回すわけには行かないのである。

焼き鳥もいいのだが、どうも一人で食べているとカウンター越しの店員さんもやたらと忙しそうだし、周りはうるさいし、せかされている感じがして仕方がない。

そこで今回ご紹介するのは伍味酉新橋店である。

名古屋に本店がある名古屋コーチン並びに八丁味噌が食べられる店である。基本的に鶏肉がベースだが、名古屋コーチンだけあって肉は歯ごたえがしっかりとあって、しかもうまみがある。さらに高い「幻の300日純系名古屋コーチン」の取り扱いもあるが、普通のコーチンでも充分においしい。

お勧めは定番の串焼き、もも焼きのほか、仕上げに親子丼もいける。また、夏の暑い時期にはちょっと辛いかも知れないが、味噌きしめんもお勧めである。

店はリンク先の写真をみてもお分かりの通り、メタリックな感じでいわゆる「焼き鳥屋」的な野性味はなく、むしろおしゃれなデート向き、と言った風情か。

値段は一人5,000円以内には納まる。