槇原敬之は曲も歌声も、優しさと暖かみを
感じさせてくれます

この曲にはホットミルクが出てきますが、
月も桜を揺らす風も、とあるので
真冬ではなく今ぐらいの季節の事なのでしょう

ベストアルバムに選ばれるこの曲はシングルではなく
1993年発売の4thアルバム「SELFPORTRAIT」の中の
一介の収録曲です

この歌は挫けそうな男が子どものように弱みを見せ
聴いていると涙がこみあげてきます

歌詞表現も巧みで、
黒いランドセルにボロボロの
勇気と正義をつめこんで、なんて
どういう小学校生活だったのか
このフレーズだけで察する事ができます

で、普通ここで優しい彼女が出てきそうなのに
歌詞をちゃんと読むと、彼を優しく慰め
支えてくれるのは彼女じゃなくて男友達ですね

一般解としてイケメンの対局にある男を理解し
支えてくれる女性などリアルにはほぼいないので、
異性よりも男心を理解し肩を抱いてくれる存在は
むしろ同性なのかもしれません
まあ同性も殺伐としたもんで、励ますどころか
あいつキモい死ねとか陰口言う冷酷なのばっかですから
そんななかで見つけた友は本当に宝なのでしょう

理解は示しつつ正直違和感を覚えるところもありますが
LGBT推しの現代にさらに評価されていい曲でしょう