Juice=Juice CONCERT TOUR ~final: nouvelle vague~

2023年2月28日(火) 日本武道館 18:00 晴・強風

<総論>
・11/29に予定されながらメンバーのコロナ感染で直前に中止となり、模索していた振替での開催が決まった秋ツアーファイナルの武道館公演
 待たされた甲斐のある、幻にしていたら勿体ない充実した公演だった
 2時間あってものすごく中身が濃いのにあっという間に時間が過ぎてしまった感じ

・11/29は大雨だったけどこの日は春の陽気
 17時から強い風が吹き、九段の桜はまだ気配なし

・客入れは北西二階下半分まで、制限なしの100%、客数と入場時間規制以外は全てコロナ対策を継続

・ステージは、11/30のアンジュと共通と思われたが両翼のサブステージはなく、北側エンドステージと両翼に花道、アリーナに出島のオーソドックスな構成
 エンドステージは10人が横一列に並べる上段と、そこから下に降りる10本の階段
・モニターは開演前にロゴを映している一枚だけに見えたが、実はバック全体が空前の巨大モニター!

<セットリスト>

OA.ウチらの地元は地球じゃん!/OCHA NORMA
・15分前にスタート、衣装は緑と白の曲衣装
 田代ハーフツイン北原おさげ窪田一本縛り
・横から見るといい具合に肥えていて罰としてただちに写真集をだしなさい西﨑美空

00.OP-VTR
・暗転しているステージの端から端までツアータイトルが流れてまずびっくり、これ全部モニターだったのか
 そしてメンバー登場にあわせ、立ち位置の背後が縦長のパネルになって発光し、とどめにMFTのような名乗りのパネルが10連で並ぶ

01.STAGE~アガってみな~
・衣装1、正月ハロ紺で着た赤に金糸刺繍の衣装、松永専用レースの太もも黒リングがエロい
・うえむーうねうね茶髪ロングに赤の平べったい帽子
 れいちゃんデコ全開真ん中分けストレート
 入江左サイドポニー赤リボン、段原後ろでお団子
 由愛メンダコヘア真珠の輪で突起部を括る
 松永左目が前髪で隠れるギリアム風
 江端石山一華氏遠藤はいつもの+銀の髪飾り
・一曲めを聴く限りるるの調子がかなりよさそう
・えばの表情が冴えず緊張かなと思ったけど最後までイマイチだった

02.カラダだけが大人になったんじゃない
・うえむーの歌の安定ぶりというか柱としての強さが印象的、高音域はあーいう人達がいたのでそんなにめだたなかったけど、歌声がどっしりして豊かさもある

03. 「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?
・ここで初めてセンターステージに移動
 モニターにはSTEP BY STEPのBDみたいな歌詞表示
・曲後暗転して整列

MC:最初の挨拶
「日本武道館へお集まりの皆さんこんにちは~」
名前のみの自己紹介から「We are 」「Juice=Juice」

植村
「JJコンサートツアーフィナール、ヌーベルバーグへお越し頂き本当にありがとうございます、て去年の11月頃に言う予定だったんですが、延期となってしまい振替公演をメンバーみんな楽しみにしていました
一日皆に楽しんで貰える公演を作りたいと思います」

04.TOKYOグライダー
・ここまでセンターステージ、後奏で奥に後退する

05.好きって言ってよ
・久しぶりにフルコーラスで聴くと、2番Aメロが変則メロディになってて少々驚く
 10人で挑む、攻略しがいのある難曲

06.イジワルしないで 抱きしめてよ
・衣装2、暗転中に衣装1の上を脱いで赤一色に

・全員肩を露出させるなか、うえむーのみ赤T着用
・上段に5人、下段に5人が立つ
 ソロ歌唱中は、ほか9人はモデルさん
・金澤パートは本人の発声を真似すると上手く行くようだ
 れいちゃん然り松永の「私はローズクォーツ」然り

07.G.O.A.T.
・バックの映像が、スマホのフォトアプリのようにメンバーが7つの窓に映り隙間に角丸の吹き出し
・大サビで花道の端に挨拶に行く

08.ポツリと
・奥のステージに戻って一部は腰かけて歌う
 モニターにはセピア色のカメラ映像と歌詞
 ゆめりあいで間奏ダンス
・ばっちょのイメージが強いこの曲、あの歌声ってJJにとってすごく貴重なものだったとしみじみ

 ただ今は今の10人で作り上げるものに期待

MC/有澤 入江 江端 石山 遠藤

入江「ここからは私達5人でお話していきます、遠藤彩加里ちゃんと石山咲良ちゃんにとっては初めての武道館という事ですけどどうですか」
遠藤「今日という日を楽しみにしてたので大きな会場で皆さんにお会いできてとっても嬉しいです」
石山「こんな大きなステージでやるのは初めてで感動しています、後半もいい調子で頑張ります」
えば「私と有澤一華ちゃんと入江里沙ちゃんの三人は大きな舞台での卒業のない公演は初めてなので、新鮮な気持ちでパフォーマンスしてます」
入江「まだまだライブは続きますので最後まで一緒に盛り上がって行きましょう」

09.アレコレしたい!/有澤 入江 江端 石山 遠藤
・間奏でバレリーナ彩加里ちゃん連続ピルエット 「明日はスマイル」は入江

10.愛・愛・傘/遠藤 有澤 江端 石山 入江→植村 段原 井上 工藤 松永
・二番で若手5人が捌け、古参5人が上段に登場
・衣装3、正月ハロ紺でも着た青黒衣装
 植村一本縛り、松永黒ハンチング
 れいちゃん後頭部に青のリボン
 由愛左右の団子に紺の蝶リボン

11.風に吹かれて/植村 段原 井上 工藤 松永
・やはり若手組とは格が違う完成度
・決めの「君と」は満を持しての段原が効果的、大砲を年中ぶっぱなす訳にはいかない

12.全部賭けてGO!!
・若手5人が青黒衣装で復帰し10人のパフォーマンス
 入江同じサイドポニーで銀のシュシュ?で束ねる
 ほかみんな衣装1と似た銀の髪飾り
・本日絶好調の段原瑠々さん、フェイクから
 シャウトまで変幻自在の歌声が伸びる伸びる
・この曲シングル表題曲にしてはマニアックでパンチがないなと思っていたけど、歌メンのテクニックを味わうには最適
・軽く二言三言で繋いで次曲ヘ

13.イニミニマニモ~恋のライバル宣言~
・バックのメインモニターの映像は3分割され左右にカメラ映像、中央は「Juice=Juice 」という電飾看板のアメリカンなお店のイラスト

14.Vivid Midnight
・メンバー5分割、花道まで展開し2人組を作って歌う
 石山遠藤が隣り合うとイチャイチャが始まり萌え

15.POPPIN' LOVE
・1番で江端入江遠藤石山由愛一華センターステージへ、2番入れ替わってれい植村段原松永センターへ
・これはユーロっぽい、JJは持ち曲のジャンルが幅広くさながら曲のデパート
・そしてPOPPIN' LOVEはとってもハッピーな曲


 入江「すっごく好きだからなんだヨ♪」━(*´Д`*)━

16.生まれたてのBaby Love
・石山咲良は笑顔になると本当にぱっと輝く
・なんかうえむーがステージに寝そべって
 れいちゃんにひざ枕してもらってたみたいよ
・るる歌いまくり、素晴らしい出来
・終わりのフェイクは由愛ちゃん
 さゆき版とちょっとメロディを変えて歌う

MC
・よくある「盛り上がっていますか」の客煽り
 西半分の拍手に「そんなもんじゃないですよねえ」と、船木結が乗り移ったような江端さん
 
17.Never Never Surrender
・上段5人(江端遠藤入江石山一華)
 下段5人(るる植村由愛松永れい)
・大サビの唸るようなさゆきフェイクを
 「小さな巨人」有澤一華氏が担当
 これみんな歌声に圧倒されたと思う
 JJの高音域問題解消に一躍名乗りを上げる

18.CHOICE & CHANCE
・上段一列に並び、モニターでど派手な演出
 武道館のスタンド席をぐるんぐるん回すようなジェットコースター的CGとレーザービーム撃ちまくり
 アイドルマスターやウマ娘プリティダービーを作った映像ディレクターがこれを担当しているそうで、そりゃあこれを公開せずお蔵入りには出来ませんな
・締めの「後悔はしない」は正月ハロ紺に続き由愛ちゃん
 一発勝負、完璧に出し切る!素晴らしい

19.Borderline

20.KEEP ON 上昇志向!!
・研修生の実力診断テストでこれをやった二人ともJJに加入している運命
・メンバーノリノリで最高潮のパフォーマンス
 間の手のシャウトがお茶目で可愛い
・終盤に置いてこれほど激しく盛り上がる曲とは
 当初糞曲とバカにしてすいませんでしたヒャダイン(でも歌詞は変だよ)
・「思い出にひたる暇ぁ"あ"るなら」と軽く
 ガナりをぶちこむれいちゃんにこぶしFの片鱗

21.この世界は捨てたもんじゃない
・冒頭の「風も味方だ この世界は捨てたもんじゃない」感極まったのだと思うけど、ここでぶれたるるの歌声が逆に心に伝わりちょっと涙が滲んだ
・豫風瑠乃ちゃんの実力診断テストで気づいたこの歌の素晴らしさ、ソロもよいし声を揃え皆で歌う大出力の合唱を浴びるのも気持ちいい

22.Wonderful World
・終盤曲は前回武道館(terzo)とは全く被りがないフィエスタ、GBA、わた抱き、ゴール、MOLと、常連曲を外して余裕でセトリが組める潤沢ぶり
・「この世界は美しいよね」の歌詞はその時のJJの状況に対して皮肉になってないか気になるが、今日は間違いなく愛に包まれた美しい世界

〜アンコール〜

23.Feel!感じるよ
・衣装4、スプレーアート(街の落書き)みたいな色
 形はそれぞれで段原松永はパンタロン
 植村は髪を黒帯でぐるぐるに巻いた一本しばり
 入江服と同じ生地のリボン
 れいちゃん襟元にお団子2つ同じ生地の蝶リボン、由愛は衣装1の髪飾りに戻す
・モニターは森のイメージのフレームに
・リリース時より空気だった史上最弱の凡曲
 つんくが℃-uteのボツ曲をただ使わせたみたいな…

MC:最後の挨拶
遠藤「JJとして日本武道館に立てているのが夢みたいでありがとうございます、今回のツアーは毎公演課題を決めてやって来たんですが、今日の課題は全部、を意識しました、今日はずっと幸せでした」
石山「もうアンコールだなんて、この綺麗な景色を今からもっと噛み締めたいと思います
 私緊張すると振りとか全部飛んじゃうのでわざと余裕ぶってたんですけど、身体は素直で序盤から足ずっと攣ってるんですよ、攣りながらでも楽しいくらいたくさん大きな動きができました」
江端「初っ端から楽し過ぎて、ずっとアドレナリンが出てたんですけど私もずっと足攣ってたんですよ JJとして歌って踊れる事が幸せだなと思いました」
入江「私もう本当にこの日を楽しみにしていて、リハーサルからペース配分を間違えて本番もう無理ってくらいヘロヘロになってたんですけど、ステージに立ったら楽しいって気持ちで一杯になりました、当たり前じゃないと思えたからこそ10人でステージに立ててよかったなと思いました」
一華「これから夜行バスや新幹線で帰る人もいると思うんですけど、大変な時期に来てくださって、この公演が実現できて有難いなと思いました」
松永「今日やっとれいさんに誕生プレゼント渡せました スタッフさんに何時に(会場に)入ったんですか?って聞いたら、私が寝る時間?お風呂に入ってた時間でびっくりして、沢山のスタッフさんが支えて下さるから今日無事に立ててる事に感謝です」
由愛「11月に予定していた武道館から3ヶ月経ちまして、その間に私ができた事は、できタコとは、初めて筋トレをずっと継続できて、(お腹を触って)まだショボいんですけど、これからも継続出来る事を頑張りたいのと、気持ちの面でも一杯変化があったので、一杯頑張りたいと思います」
れい「皆が同じ日に同じ時間に集まれる事って当たり前じゃないのですごく嬉しいし、ここにいる人みんなJuice好きなんだって思うと『みんな大好き』って、今日は愛情で溢れた回になったと思います」
段原「楽しかったなーと思いました、3ヶ月越しの秋ツアーの千秋楽、来て下さって有り難うございました、無事に10人で開催できて嬉しかったです
 最初に皆でここに立った時に嬉しさが込み上げて初っ端から泣きそうになりつつ、皆さんに沢山のものを届けようと頑張りました、終わるのがとても惜しいんですが、JJ10周年、頑張って行きます」
植村「皆さん今日はありがとうございました」
・長く続く拍手に声をもらして悶える大型犬うえむー


植村「このクラップずっと聴きたかったです
 3ヶ月前のリハーサルと今日のリハ皆見違える程違くて、その間に色々考えたんだなと思って、それをぶつけられてたらいいなと思ったんだけど」
・何度も拍手を貰って喜ぶうえむー、この後は相変わらずとっ散らかったMCでまとめにくいし長いので省略
植村「このあとゆっくり寝たいと思います」

24.未来へ、さあ走り出せ! 
・すごくいい曲だがキーが高くてみんな必死
 ここでパーンと特効…はまだ来ない
・最後は花道まで練り歩いて会場に挨拶し、
 恒例のマイク無し生声のありがとうございました
・全員捌けた後、モニターにメッセージ表示
 「Juice=10th Anniversary Year 」
 !マーク10個とメンバーのサイン入り

・アンコール込みで公演時間2時間ちょい
 完全にコロナ前に戻った、と言ってよいのかな
 メンバーはすぐに全く違う内容の春ツアーを頭に入れる作業がはじまりお疲れ様です

<おまけ>
・振替のためつばき浅倉卒武道館が飛ばされた説、無くもない気がする
 代わりに6周年でバンドつきの夢を叶えてあげたりひなフェスに冠を付ける待遇を図ったとか、12/7のおのみのブログを裏読みするとそういう邪推もできるが、何々が悪いとかではなくこれは色々な事情を総合しての事務所の差配
 どちらも素晴らしいライブになったのでヨシと思う

・帰宅の群れの会話で複数聞こえてきたのが
 「咲良ちゃんかわいい」と「れいれい美人」

・JJのコンサートは奇抜な仕掛けを持ってくる事があるけど、今日の映像は大成功だと思う
 PerfumeはもちろんK-POPの歌番組ではバックはほぼCG映像かプロジェクションマッピング
 見た目も華やかでダイナミックな表現ができる他、大道具を作る必要も、それを解体運搬設営をする手間も人手も経費もいらなくなる
 コロナで舞台美術の会社もだいぶ淘汰されたし、新時代には一気に流れがこちらに移るのでは

・今のJJがいい感じなのは上の3人がグループ最年少を経験しているから、とれいちゃんがブログに書いていて、なかなか気づかない視点だと思った
 発言権がなく萎縮する立場を味わってきたので自分達は偉ぶらず締めつけず下を寛容に育てよう、という意味でよろしかろうと思う
 下の子が懐いてくる気持ちが判るから邪険にせず甘やかしてあげる、というのもそうかな
 完全平等ではなく適切な上下関係という意味で今のアンジュにもよく似た良好な空気を感じるが、こちらの上の人にも共通しているように思う

・悪の枢軸が消えたらちょいちょい姿を現すやなみんw