スピリット
今週の水曜日、この前入手したおNEWの時計を付け、
NOMAN氏のテリトリーである猿江公園へ行き、
江東区に実在すると言われている猿江公園は1周1090mの周回コースで、
100mごとの距離表示がありランナーに優しい公園なのであります。
その優しき公園で、おNEWの時計でLAPを図りながら12kmペース走を慣行したのであります。
そこでNOMAN氏は1周1090mをだいたい5分00秒を目安にし、
低調にスタートしたのであります。
1周目、5分23秒。
2周目、5分18秒。
3周目、5分15秒。
ペースを上げたつもりでも、なかなか自ら設定したペースで走れません。
4周目、4分58秒
この辺から身体も温まりペースが安定し、1周5分00秒前後で快調に走っていたら、
7周目くらいの途中、メガネ、短足、童貞(予想)、恐らくでありますが、服装から陸上競技部の高校生か大学生くらいの男性、身体つきなどから中距離選手体型の男子がNOMANを普通に抜き去って行ったのであります。
公園の周回コースを走っていれば、抜いたり抜かれる事は日常茶飯事であり、何も気にしないのでありますが、
間もなくいつもと様子が違うのを確認したのであります。
恐らく、1周20秒くらい早いペースで走っていた短足メガネ氏がチラチラ後ろを振り返り、明らかにNOMANを意識し、距離の差を気にしているのが、肉眼でハッキリ確認されたのであります。
まぁ後ろを気にする事はあるかと最初は全く気にしてなかったのですが、少しはなされ見えなくなりそうな距離でも明らかに何度も後ろを振り返りNOMANとの差を確認しているのであります。
私、NOMANは何かわからないけど、負けてる気がし、NOMANが忘れかけているファイティングスピリットにボォっと着火してしまったのです。。。
私NOMANは負けるもんかと、気づかれない様にペースUPをし、
短足メガネ君(推定中距離選手)の背後、50m程度の間隔まで差を詰めた辺りで短足メガネ君が後ろを振り返られ、
気付かれてしまったのであります。
短足メガネ氏はあきらかに動揺したそぶりを見せ、ペースを上げ始めた短足メガネ氏。
1kmのLAPタイムを測ると3分55秒・・・
大丈夫、高校時代、現在のマラソンブームを先取りし、駅伝部だったNOMAN氏の走力範囲内なのです。
私、NOMAN氏は50m間隔を維持し、様子を見ていたのですが、
何度も振り返る短足メガネ。
さらにペースUPする短足野郎。NOMAN氏はちょと良くわからない男性と勝負してる事が嬉しくなり、
絶対に離されない様にと心に決めたのであります。
この1kmLAPタイムは3分42秒。。。大丈夫、さすがにきつさはあるがNOMANの走力範囲内なのです。
後ろを振り返り、スパート気味に明らかにペースUPして来た短足メガネ野郎、
やや離されたが、大丈夫、、、まだギリギリNOMANの走力範囲なのです。
50mの間隔を保ち、12kmまで最後の1周と言う事もあり、最後の一周で抜いてやろうと、ちょっと欲も出て来て気合も入れ気持ちを切り替え最後の一周を通過しようとする頃、
50m先を行く、短足メガネ野郎はラストスパートをし、スタート定点でフィニッシュを迎えたではありませんか・・・
なんとタイミングが悪いのでしょうか・・・?
やはり短足メガネ野郎は後ろを確認し、NOMANの事を確認し、意識していた事は明らかなのです。
すると目を疑うような光景がNOMAN氏の目に飛び込んで来たのであります。
NOMAN氏が歩いている短足メガネ野郎の後ろを間もなく通過しようとした所、
拳を握りしめ、小さくガッツポーズを2度したのであります。
見間違いなんかではありません。
参考写真よりやや拳の位置は低かったのですが、
確実に2度、拳を握りしめ力を入れて小さくガッツポーズを確認されたのです。
なんだかわかりませんが、完全勝利宣言とでもいいたいのか。
なんでしょう?この敗北感は・・・
悔しいので後ろから蹴り上げフルボッコにしようとも考えましたが、
犯罪組織やマフィヤが多く実在している墨田区江東区エリアでは誰と繋がりがあるかわからず、返り討ちに遭う可能性が否定できない為、実行に移せなかったのであります。
そして敗北感のままあと1周走らされるこの何とも言えないこの悔しい気持ち・・・
NOMANは負けてしまったのか・・・?
何と戦い、誰と勝負しているのか・・・
頑張って競っていた相手を失ったNOMAN氏のラスト1周のペースはがた落ちし、
失意のまま12kmペース走を終えようとした時、ハッと気づかされたのであります。
いまNOMAN氏に足りないのは戦いに挑み、勝負に行く勇気やファイティングスピリッツが必要なのではないのか・・・?
ここ最近のNOMANの試合でのファイティングスピリッツのなさといったらもう・・・
ダウンを2回奪っておきながらKOするファイティングスピリッツのない試合。
前回の名古屋では石橋を叩いて渡るような安全運転。
ここ数年、体力の衰えから省エネ戦法ばかり考え、勇気、根性、スパークなど、NOMAN氏は全て忘れてしまっているのではナッシングか???
この短足メガネ野郎との勝負に負け、気づかされ、
やはり、一番怖いのは勇気だと知った時、 自分の弱さに思わず鼻をつまんでしまったのであります。
あれ?どこかで聞いたことあるぞ・・・?
しかしながら、何気ない日常生活や練習の中にも自分次第で成長できるチャンスはどこにでも落ちていたりするのではないかと短足メガネ野郎に教えられたのであります。
ありがとう、いい薬です。