まず始めに筋肉少女帯の曲はかなりニッチな曲が多く、全く万人受けしません。ただし、世界観はかなり興味深いものがあります。世間ではコミックバンドという印象を持たれてもいます。

 今でも理解に苦しむアルバムとして「UFOと恋人」というアルバムがあるのです。これは一言で言って「一曲目からかなりふざけていません?」というアルバムなのです。その一曲目のタイトルが「おさる音頭」です。長い間、何故このアルバムを発売したのだろうと考えていました。筋肉少女帯はこのアルバムを発売してセールス的には苦戦したのか、レコード会社から契約を打ち切られて別のレコード会社に移籍する事になります。このアルバムは50%くらいふざけていて、50%くらい真面目な曲がある印象です。

 その数年後、「キラキラと輝くもの」という名盤が発売されます。これはかなりの力作であり自分は今でもファンです。悲しいのが、売れ筋のアルバムを制作した頃には筋肉少女帯のセールス的な面では苦戦していたという事です。

 その後大槻ケンヂのソロプロジェクト「アンダーグランド・サーチライ」でミニアルバム2枚発売します。その中の「GURU」という曲が独特の美しさでした。興味があればyoutubeで聴いてみてください。