大学院から配本された4冊の書籍以外に趣味で以下の書籍を読んでいます。

 

 ①「方法序説」

 デカルト著 谷川多佳子訳 岩波文庫

 ②「人生談義 上」

 エピクテトス著 國方栄二訳 岩波文庫

 ③「柄谷行人 ディスカッション」

 柄谷行人 講談社

 ④「海辺のカフカ 上」

 村上春樹 新潮文庫

 ⑤「その復讐、お預かりします」

 原田ひ香 双葉文庫

 ⑥「海を吸う/庭に接ぐ」

 才谷景 河出書房新社

 ⑦「文芸誌群像 6月号」

 講談社

 

 以上になります。

 ①、②は哲学書の入門的な書籍になります。①と②で重厚なのは②の方であり、エピクテトスは古代ローマ時代の哲学者です。文庫本の解説によると、思想史では一大勢力であったストア派の中でも後期ストア派に属しているが、様々な人に影響を受けていて初期ストア派とは大胆に考え方が異なっている。時代を反映していて作中では、ゼウスや古代ギリシャの神々の名前が頻出です。

 

 ⑤ですが、復讐稼業をしている男女の物語なのですが、本作はかなりライトな文芸作品であり、男性作家が描くような人間関係のドロドロした復讐方法ではなく、かなりライトで現実社会を反映したような物議を醸さない復讐方法を実行しています。また単なるルサンチマンを主題にするのではなく、復讐を依頼した方が立ち直る場面も描いています。

 

 ⑥ですが、これは河出書房新社が主催する文学賞である「文藝賞優秀作 短編部門」がきっかけで出版になった作品であり、まさか書店に置いてあるとは思いませんでしたが、そのまさかでした。書店は意外な1冊が置いてあることがあるので、足繁く通う事をお勧めします。

 表題作の「海を吸う」は全編がメタファーに満ちており、不思議なアニメや漫画を見ている気分になります。