おはようございます。
今日は昨日の流れで「リースを途中解約すると・・・」について書かせて頂きますね。
複合機の導入は一般的にリース契約が多いと以前書きました。
それでは例えば5年で契約したリース契約を4年経過時点で「契約をやめる」ことは出来るのでしょうか?
基本的にはできません。契約書にも約款で書かれていると思いますので注意が必要です。
でも、どうしても出来ないかと言うとそういうことはなくて、どのリース会社でも違約金、又は解約金というようなものを支払えば解約できます。もちろん残存期間中のリース料も支払わなければなりません。それと忘れてはいけないのが「返却料」です。返却料とはリースを途中解約、満了の場合もそうですが、そうなった場合機械をリース会社(又は指定の場所)に返却しなければならないんです。その運搬費用のことです。
そもそも途中解約する必要が無いんじゃないのとお考えの方もいらっしゃると思いますが、途中解約するケースとしては、複合機の調子が悪くなってきた、今の複合機の性能では物足りない、入れ替えをして経費削減をしたい、会社が縮小した、廃業する、等など理由はいくらでもあります。だからリース契約の途中解約などは本来日常的なことなんです。
そして話を戻しますが、業者が負担すると言っても実はこれらの残債や違約金は、契約者つまりお客様が負担しているんですよ。
これは多少トラブルのもとになったりしますので約款をよく見てくださいね。
しかし、です。(これからは現実的な話に切り替えます。)
通常リース契約を途中解約する場合は、その後新しい複合機に入れ替える場合がほとんどです。そうするとどうなるのでしょうか。大概新しい複合機の納入業者がそれらの費用を新しい契約に上乗せして見積を提出しているんです。
つまり途中解約した場合、月額20,000円で5年間契約していると仮定し、4年満了時に入れ替えをすると残債分の20,000円×12カ月=240,000円と違約金例えば3カ月分20,000円×3カ月=60,000円とその撤去費用実費仮に20,000円。合計で320,000円を入替時に支払わなければなりません。それを業者の方が処理(上乗せ処理)することになります。
この場合新しい複合機の提案金額はいくらになるのでしょう。
業者の複合機にかかる原価が仮に500,000円だったとすると、500,000円(原価)+150,000円(利益(仮定))+320,000円(違約金等)で合計970,000円。リース月額を計算すると月額19,000円(料率1.95%で試算)。今より安くなるんですね。いかがですか。
業者の人は「4年で解約して新しい複合機に入れ替えても今より安くなります。」と言い結論を迫ってくるでしょうね。
ケースバイケースではありますが4年で途中解約してもこのように安くなったりすることもあるんです。
さて、この場合お客さまにとっては本当に得なのでしょうか、損なのでしょうか。
いろいろな計算の仕方や考え方がありますが単純に考えると安くなって新しくなるのですから入れ替えた方が得でしょう。
比較検討の方法としては、今後の同じ期間分のリースの経費総額を比較する方法や、単純に月額経費を比較するという方法もあります。
ここで忘れてはいけないのが「複合機」が新しくなるということです。このメリットは単純に金額に置き換えられないものです。例えば複合機を新しくすると時間コストが下がったり、ペーパーレスの機能を駆使してカウント料を減らしたりすることもできるからです。
総合的な検討が必要ですね。
今日は少し長くなってしまった。ごめんなさい。
また次も期待して下さいね。