心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。
日本の料理でうま味(Umami)として知られている物質が、グルタミン酸やグルタミン酸ナトリウム(MSG, monosodium glutamate)です。
私たちの身近な調味料の「味の素」ですね。
中華料理にも多用されていて、頭痛、めまいや皮膚の湿疹を引き起こすことはよく知られています。
これは「チャイニーズ・レストラン シンドローム(Chinese restaurant syndrome)」と呼ばれています。
グルタミン酸ナトリウム(MSG)は、その他にも様々な作用を持っています。
その代表的な作用を挙げると・・・・・
●インシュリン抵抗性(糖尿病)、肥満
●炎症
●不妊
●脳神経細胞死・・・・etc.
特にグルタミン酸ナトリウム(MSG)は、プーファの脂質過酸化反応を引き起こし、遺伝子(DNA)やタンパク質をアルデヒドで変性させることは特記すべきことです。
これらのグルタミン酸ナトリウム(MSG)の悪影響は、グルタミン酸塩受容体を刺激することで引き起こされるとされています(EXCLI J. 2018; 17: 273–278)。
その他、味の素などにはグルタミン酸も含まれています。グルタミン酸は、脳の興奮毒とされています。
しかし、グルタミン酸が全身にも強いストレスを与えることも過去に報告されています(Metabolism. 1989 Dec;38(12):1179-82)。
私たちの体内では、常にグルタミンとグルタミン酸塩は相互変換されています(基礎医学講座 参)。
グルタミンは、ガンを増大させることはことは、拙著『ガンは安心させなさい』に詳述しました。
昔(今でもかも知れません(^_-)-☆)、リーキーガットにグルタミンを投与するという治療があった様ですが、これがいかに恐ろしいことか分かりますね。
グルタミン酸ナトリウム(MSG)が、人口削減目的で使用されているといういわゆる”陰謀論”がありますが、これに関してはサイエンスが証明しています。
うま味は、食材から出すものであって、化学合成の物質を添加するものではないことは明白ですね(^_-)-☆。