米国では痩せるために手っ取り早い方法として
手術を選択する人がいます。
米国では肥満といっても桁外れですから、
この方法もやむなしと考えるのでしょう。
その手術とは胃のほとんどを切り取る手術です。
胃がんと同じ手術形式ですが、この手術後は
みなさん痩せるというよりか、げっそりしていきます。
それは胃酸がとくにタンパク質の消化・吸収に不可欠
だからです。
胃がなくなることで胃酸がなくなります。
さらには胃酸がなくなると腸内微生物のバランスを壊してしまうためにすべての栄養素の吸収だけでなく、
リーキーガットを引き起こす場合があります。
さて、この胃を切り取る肥満手術後に
骨ももろくなって骨折しやすくなるという研究結果が
報告されました(JBMR Plus, 2018)。
骨を形成するのに必要なアミノ酸が不足することや
タンパク質の代謝がうまくいかなくなることによって
(さらにはリーキーガットによっても)炎症反応が骨を弱くしていきます。
ダイエットは手術、過剰な運動、糖質制限などの
ストレスを与える方法(&炎症を引き起こす方法)を行うと必ずこういった副作用やひどいリバウンドに見舞われます。
痩せてかつさらに健康になる方法が本当のダイエットですね(#^.^#)。
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