最近、先進国ではオフィスで立ったまま仕事ができる机(standing desk)を見かけるようになりました。

 

 

 

さかんにstanding deskはカロリ―消費も多くて健康によいと喧伝されていますが・・・・・

 

 

これは本当なのでしょうか?

 

 

 

カナダで12年間にわたって、座位および立位での仕事と心臓疾患(心筋梗塞、心不全)の関係を調べた疫学的調査の結果が報告されました(American Journal of Epidemiology, kwx298, https://doi.org/10.1093/aje/kwx298)。




その結果、勤務中は主に立って仕事を行っている人は、主に座って仕事をしている人より2倍も心臓疾患にかかる割合が高かったといいます。

 

予想と反対でしたね。

 

私は、勤務中は立ったり、座ったりと態勢を変えるようにしていました(主には立っていますが、より集中を要するときは座って仕事をしています)。

 

 

ずっと座って仕事をしている人は足の筋肉が弱るはずです。もちろんカロリ―消費も立っている場合より少ないはずです。

 

しかし、立ったまま長時間仕事をしていると、それだけで過剰なストレスになります(↑ストレスホルモンで心臓ダメージ)。

 

 

定期的に骨休め(重力からの解放)がストレス軽減に必要でしょう。

 

このように何かが良いとされても、それを過剰にやりすぎては逆効果になります(私は意識して過剰にやりすぎるタイプですが、必ず失敗します(#^.^#))。

 

このバランスを体で感じられるようになる=体の声を聴くということでしょうね。