最近はパナマ文書で租税回避(税金逃れ)に少しはスポットライトが当たっているようです。

ユニクロの柳井会長のオランダ投資会社を使った節税のスキームやケイマンを使った脱税が取りざたされています。

このように大企業は世界の権力者に媚びを売ることで保身を図る(権力者の脱税法を真似る)しかありません。

国家は税そのものですから、大企業や富裕層が税金を払わないということは、それだけ一般国民の負担が大きくなるということになります。

それは消費税というとんでもない人頭税。

私たちは生きている限り、何かを消費しなければならない社会に拘束されていますから、消費税=生きるのが罪という税金です。

これは国家の成り立ちから考えても、存在そのものが否定されるべき税体系です。

そしていくら働いても持って行かれる所得税等の諸税。

これらも大企業や富裕層が払わない分のツケが回っています。。。。

と言いたいところですが、

本当はそんなものはちっぽけなもので、米国に貢ぐための借金(赤字国債の発行、米国債の購入、為替介入)のために重税となっています。

米国の日本そして世界に対する横暴がいつまで続くのでしょうか。。。。

さて、日本人は仕事中毒(ワーカホリック)が多いとヨーロッパとの比較などから言われてきました(いくら働いても税金で持って行かれるのにですね・・・・)。


ノルウェーの調査で、ワーカホリックの傾向のある人は、うつ病、多動症、強迫神経症、不安神経症になりやすいということが報告されました(PLOS ONE, 2016; 11 (5): e0152978 )。

うつ病、多動症、強迫神経症、不安神経症は脳神経系のエネルギー代謝障害で起こります。

仕事中毒でストレスがたまって、脳神経系のエネルギー代謝がダメージを受けるのか、同じ病態をとらえているのかはこの研究からは分かりません。

いずれにせよ、仕事には息抜きが必要ととらえていればよいと思います。

日本人は世界でも有数のワーカホリックとみなされていましたが、最近は必ずしもそうではありません。

それは、やはり日本人の多くの労働者に夢がなくなっているからではないでしょうか(あとはいくら働いても懲罰のように重税が待っている)。

将来の希望、夢、展望などをイメージするというのも、実は脳のエネルギー代謝の際たる仕事です。

全般的に日本人のエネルギー代謝そのものが落ちているととらえると、この国で起こっていることの大半は説明が面白いほどつきますね。