ネット上で昨日17日に熊本の南部で再度大きな地震が起きるとまことしやかに噂されていましたが・・・・


なんとか昨日は余震もほとんどなく過ごせました。


こういった地震予測などの占いの類は、ほんとうにいろいろな意味で怪しいものですね。。。。



さて、食は薬とよく言ったものです。


医薬品も植物(食べられるもの食べられないものも含めて)の効用から、その成分を抽出して特許化してしまうという一連の流があります。


今回は私も大好きなワサビ、とくに西洋ワサビがガンに効くという研究結果が報告されました(Journal of Agricultural and Food Chemistry, 2015; 63 (11): 2947 DOI: 10.1021/jf505591z)。


西洋ワサビに豊富に含まれるある物質が、ガンが放出する活性酸素種を消去するといいます。
その物質名は「グルコサノレート(glucosinolate)」。


同じく抗がん作用が強いといわれるブロッコリーより、10倍多く含まれるといいます。


ちなみに「グルコサノレート」はアブラナ科の植物に多く含まれています。


この物質はアブラナ科の植物のいわば自己防御物質。


虫食いやダメージを与えられたときに、この物質がある酵素と反応して強力な毒性物質を形成します。


その毒性物質は日本では「イソチアネート」や「スルフォラファン」とよばれています。


この物質はガン細胞を直接殺傷しますが、同時に正常細胞も殺してしまいます。


つまり、抗がん剤と同じです。


その他にも強力なミトコンドリア障害を起こすことが分かっています
(「ホルモンの真実~続編」でアブラナ科の植物の話は詳述します。)


やはり、西洋ワサビから毒性物質のみを抽出して高濃度摂取するのではなく、そのものを摂取することが体全体にはよいでしょう!(^^)!。