数日前に気になっていた記事を読み直しました。


なんと、佐賀県で中学生3年生全員にピロリ菌検査を導入するという“壮大な”計画を立てられた知事がおられるようです・・・・

ピロリ菌検査は任意としていますが。。。。

具体的には、保護者の了解が得られれば、学校健診で採取された尿を用いて1次検査を行います。


陽性の場合、検便で2次検査し、感染が明らかになったら、抗生物質などを1週間ほど服用して除菌する予定といいます。

佐賀県は2014年、都道府県別の年齢構成を補正した「75歳未満年齢調整胃がん死亡率」が、全国ワースト2位であったとのこと。

おいおい・・・


これ税金でしょう?



本当に日本人の大脳が心配になってきました・

胃がんとピロリ菌は現代医学では因果関係とまで信じられています。


それが一般人にも広がっている(製薬会社が広めている)のでしょう。

ピロリ菌は教科書によると井戸水などに常在していた菌。


したがって、上下水道が発達した現在では、ほとんど井戸水を飲むことはないですから、感染のしようがありません。
とくに今の中学生なら井戸水の存在さえ知らないのではないでしょうか?
(可能性があるとしたら井戸水を飲んで育った母親からの感染でしょうが、今の中学生の両親もほとんど水道水で育っています。)

いや、その前にそもそも・・・・


インフルエンザウイルスに感染したからといって、発症するひとの割合は一部です。


これはどの感染症にもあてはまります。


ピロリ菌を持っていても胃潰瘍や胃がんにならないひともたくさんいます。

何が言いたいかというと、


胃がんの人の胃にピロリ菌がいるからといって、それだけが犯人であるとは決めつけられないということ。


逆にピロリ菌を除去しても胃がんになる人がいれば、現代医学はどうのように説明するのでしょうか(実際にいます)?

感染症でさえ、病原体=発症とは簡単に言えないことが分かってきているのに、
ガンの病原体説はさらに因果関係を証明するのは困難を極めます。

製薬会社などと利益相反がなければよいですが、そうでなければ日本人の知性を疑ってしまうようなニュースでした。。。。。

微生物と人間の関係については4月にリーキーガットと絡めてお伝えする予定です(*^。^*)。